同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 神からの贈り物 —
~Sunday kid’s~

玉城 春恵

「まことに、あなたがたに告げます。子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに、はいることはできません。」(マルコ 10:15)   

 昨年より一本杉教会の福音の働きとして、冒頭の聖句を信じて、子ども達の礼拝、Sunday kid’sが始まりました。教会の子ども達がそれぞれ学校のお友達を誘い、このSunday kid’sに連れてきて、共に讃美をし、聖書のお話を聞き、ゲームを楽しみました。神様の福音の働きの中に、豊かに子ども達が生かされたことを感謝致します。今回は、生まれた時からずっと教会の中で育まれ、Sunday kid’sにはかかすことのできない3人の少年達に咲先生を通してインタビューをしていただきました。

『インタビュー Kくん・Nくん・Sくんに聞いてみた』
咲「ということで、今日はインタビューを行っていきます。よろしくお願いします」
K・N・S「よろしくお願いします」 
咲「では早速」

―一本杉教会に初めて行った時の感想を聞かせて下さいー
咲「初めて、、、っていつだっけ?Sunday kid‘sの時が初?」
K「えっと、、、たぶんSunday kid‘sが最初!そうだったよね」
S「そうそう!でも教会っていうより、普通の家みたいだって思った」
N「僕は初めてのときちょっとドキドキした。」
S「でもなんかお友達の家に遊びに行くみたいだったね!入りやすくて」
咲「あーなるほどそれが“普通”ってことなんだね。教会っていうといかにも大きな玄関とか想像するもんね」
K「入ってみたらきれいで、ただ僕たちが『主に向かってジャンプ』を踊るとジャンプで床がミシミシって鳴り始めたんだよね」
咲「それでジャンプのない讃美に変えたんだよね」
N「そうだね!『一緒に歌おう』の讃美も楽しいよね。僕は一本杉に行けてよかった!」

sundaykids


―咲先生のメッセージで一番印象に残っているお話は?また、どうしてですか?―
咲「私の話で特に印象に残ってるものだって、、、何かある?」
K「一番印象に残ってるのはあれだよね。ゴリアテ。」
S・N・咲「あ~!」
S「すっごく大きかったよね!ゴリアテってあんなに大きかったんだってびっくりした!」
咲「聖書に書かれている通りに作ったら天井にぶつかっちゃって、横にするしかなかったんだよね」

sundaykids-2

S「あと僕はあの・・・神様に名前を呼ばれる・・」
咲「あ~サムエルさんかな?」
S「そうそうKくんの名前が急に後ろから呼ばれてびっくりした!」
K「あれ絶対スピーカー隠してあったって!」
N「僕もその話すごく印象に残ってる!あとは、、劇もしたから四つの種かな?」
K「友達に劇を見られるのは少し恥ずかしかったけどね」
S「僕も結構緊張したーでもだからお話は心に残ってるよね。あとは・・・パンと魚の・・」 咲「おっ!覚えてる?いくつのパンと何匹の魚の話だったか?」
S「えっと3つのパン?」
K「違うよ5つのパンだよ。で3匹の魚!」
咲「(がくっ)ちょっと~魚の数が違うよ」
K「あれ???」
S「2匹の魚だよ!」
H「正解!2人合わせて答えにたどり着けたね」
N「あれ?その時は、、咲先生何したっけ??」
K・S「、、、あれ?なんだっけ?」
咲「マジックだよ!!コインが増えるやつ・・うーんあれは印象に残らなかったか・・なかなか難しいね。でも今年もいろいろな話ができたらいいな~」

―教会の中で学校のお友達と一緒に過ごす!!?どんな気持ちでしたか?―
K「うれしかった。一緒に遊んだり、歌ったり、楽しかったよね」
S「最初はちょっと恥ずかしかったかな・・」
N「僕もうれしかったかな。でも家を知らないお友達もいるからなかなか誘えなくて、、、」
K「えっ僕来てくれる友達の家一人も知らない」
咲「あー学校で誘ったりしてるからかな?、、、じゃあゲームで遊ぶときは公園とかに行ってるの?」
K「えっ?あらかじめ学校で約束しておいてあとはオンライン上で、、、」
咲「えっ!?一切合わないでゲームやってるんだ、、、時代だな~」
K「だから一緒に集まれる場所があってわいわい騒ぎながらできるからとっても楽しい」
S「僕はあんまり声かけられなくて、、、本当に仲のいい友達しか誘ってないんだよね、、、」
咲「それもいいと思うよ。先生もあんまり友達は多くなかったけど、一番の友達は中学校の時から今も仲良しで、一緒に映画を見たりもしてるよ。少なくても、そのお友達を大切にしていくことも重要なことだよね」
N「僕もっと誘ってみたい!お家は知らないけど、一緒にもっと教会で遊びたい」
咲「いいね!じゃあそういうわからない部分はお父さんやお母さんにも相談してみよう。きっと力になってくれるよ!」
N「うん!そうする!」
咲「咲先生は今年みんなと一本杉教会の近くの公園とかにも行って、お友達を探したいんだよね。ただ、先生だけ行って『ねぇちょっとあそぼうよ~』って言ったら怖い人みたいだからさ、みんなも一緒に手伝ってくれる?それで、教会の中でテレビゲームをするのもいいけどたまには外でも遊びたいな~」
S「僕の友達はサッカーが上手で、外で遊ぶのも好きだから、それもいいと思う!」
K「みんなで、外でできる遊びか、、、何だろう、、、」
咲「先生の時代はね、教会の周りワンブロックぐらい全部使って小学生から高校生ぐらいの人まで一緒になってケイドロしたんだよ。塀の上を歩いたり、フェンスを上って越えたり、、楽しかったなーいまは危ないからちょっとできないけどね」
K・N・S「へ~!」
咲「でもそうやって小さいお友達から大きいお友達まで、一緒にいっぱい遊んだんだよ」
K「僕ももっとみんなとできる遊びとか、ゲームとか考えたいな」
咲「いいね!一緒に考えて!今は咲先生が中心でやってるけど、いつかみんなが自分で考えてできるようになってほしいな~」

―Sunday kid’sで歌った讃美の中で一番好き讃美は?―
S「えーやっぱり『主に向かってジャンプ』かな?」
N・S「僕も!!」


sundaykids-3

咲「踊れなくなっちゃったけどね、、、外でやるときならいっぱい跳べるかな?」
N「僕はあと、『一緒に歌おう』も好きだよ」
咲「みんな結構恥ずかしがらずに一緒に踊ってくれるから先生はすごくうれしいんだよね。あとは去年の12月にはKくんにギターを弾いてもらったけど、今度はNくんとSくんにもピアノとか弾いてほしいな」
S「僕『浮世の風と』の讃美歌最初の部分なら弾けるよ!」
咲「えっ!すごいね!」
K「僕はせっかくだから一本杉で3人の愛唱歌を演奏しながら讃美できたらいいなって思う!さっそくギターの先生に『浮世の風と』の弾き方習ってくるね!」
咲「いいね!みんなの好きな讃美歌が歌えたらもっと嬉しくなるし、知ってほしいよね」
N「僕の友達は音楽を耳で聞くと音が分かるんだよ!ピアノも上手なんだ!」
咲「Aくんだよね。そうだね、Aくんに讃美歌を弾いてもらって一緒に讃美できたらうれしいね。そういえば話はちょっとそれるけど、この間の集会でSくんとNくんのお家がお休みだった時あったでしょ、、あっあと保さんの家と、、そうしたら、全体讃美のときとか、聖書交読のときの声が小さくて、人が少ないってこういうことなんだってわかったんだよね」
S「そんなになったの?!」
咲「そうだよ。だってSくんも聖書読むの頑張ってるでしょ。嘉納先生がいつも褒めてるよ。『Sは頑張ってるな。だんだん読めるようになってきたよな』って」
K「いやでも、、大きい声ではみんな読めるんじゃ、、、」
咲「いや、、大きい声はみんな出せるかもしれないけど、讃美や聖書朗読を大きい声でするには、意識してないとできないんだよ。だから、それって素敵な賜物なんだよ。すごいことなんだよ。だって小学校で音読とかしてもあんまり上手に読めなかったり、大きな声を出せない人っているでしょ?そう考えると、みんなはほかの人と違って聖書も教会で読んでるから、上手にできるでしょ。そういうことは学校とか、社会とかでも使えるんだよ。だってみんなは集会の時間1時間半とか椅子に座って静かにしてられるでしょ?授業で一時間半も座ってるなんて大学生だからね。小学校も中学校も、高校もみんな45分とか、50分なんだから、あなたたちは本当に頑張ってると思うよ。神様と教会と一緒に歩もうって頑張ってることそれは素敵なことだって先生は思うよ。」

―最後の質問です。いつも一緒にいてくれる咲先生、保兄へ一言どうぞー
咲「って言われたって困るよね。これ咲先生が用意した質問じゃないから、、、私を目の前にして言えるかなーってね、、、」
K「うーん何を言ったらいいかわからない」
S「僕も、、、、」
保「あれ?みんな何してるの?」
咲「今、今度の同労者のためにインタビューしていたところです。最後に私と保さんに一言っていう内容で、、、もういっそ「あ」と書いておく?一言ってことで」
K「いやそれ一文字!」
N・S「(笑い声)」
保「一言っていうのはね、、、一言で答えちゃいけないんだよね、、、」
咲「いや子どもたちが求めてる答えそこじゃないですから!内容についてなんですけど!」
K・N・S「(笑い声)」
咲「先生たちもみんなと同じように育ってきたんだけど、いつもこんなやり取りばっかりだからね、、、でもそういう仲間が大切なんだよね。で、、一言だけど、どうしようか、、、じゃあみんなはSunday kid‘sができてどうだった?」
K「すごくうれしかった。今までお友達を教会に誘ったことはあったけどあんまり誘える機会も多くないし、友達の都合に会わなくて、来てくれなかったんだ。でも、Sunday kid‘sが始まって、お友達が誘ったときに来てくれるってことがあって、、、だからすごくうれしかった。」
S「僕も!お友達と遊んだり、讃美したり、そこで仲良くなったお友達もいて、うれしかった!あと、お友達のほうから、『次のSunday kid‘sはいつ?』って聞かれることもあって、それがうれしかった!」
K「僕の友達のTくんはほかのお友達を誘ってた時のチラシを見て僕も行きたいって言ってくれたんだよ」
N「僕もSunday kid‘sで新しいお友達が増えたり、みんなといっぱい遊んだり、僕たちの教会に来てくれるってことがうれしいなって思う」
咲「先生たちはそのお話を聞けてとっても嬉しい。もちろんあなたたちのお友達は先生たちにとっても大切なお友達だし、神様を伝えていきたいと願う存在だけど、一番はあなたたちがうれしいって思ってくれること、喜んでくれるってことを願って始めたことだから。でも、そこであなたたちも怖がらないでお友達をしっかり誘ってきたし、いうことを聞いてやってみたからこそ、こうして集会が開けるようになるまでになったんだよね。だからあなたたちの一言は『Sunday kid‘sが一本杉の教会でできるようになって本当に良かった!』にしたいと思います。」
K・N・S「はい!!」
咲「協力ありがとうございました!」


3人の少年達は、様々な緊張や不安を抱きながらも、勇気を出してお友達に声を掛けていきました。学校のお友達に声を掛けられた!教会に来てくれた!それが大きな励ましとなり、力となり、福音の働きに喜んで取り組めたことを感謝いたします。この新しい年も教会の先生方、兄弟姉妹方と共に果敢にチャレンジしていく1年でありたく思います。Sunday kid’sの為に、身を投じて働いて下さっている先生方、兄弟姉妹方を覚えながら、福音が世の人々に伝えられていくことを信じて、親である私達も、尚祈りつつ、この福音の働きの中に積極的に子ども達を送り出して行きたく思います。


昨年、教会学校で覚えた暗唱聖句を胸に、いざ進め!少年達よ!
「わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄雄しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主があなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。」(ヨシュア記 1:9)

(仙台聖泉キリスト教会 会員)