同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 価値観の変化 —

石井 貴子

「イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」(ヨハネ 14:6)   

 この年は、第2子の妊娠出産、新居が与えられ、義両親との同居と、様々な環境の変化がありましたが多くの方の祈りや励まし、助けを頂き、一つ一つ守られたことを感謝しています。
 子ども達も成長が与えられ、長男の悦希は、一人でお祈りができるようになり 最近では、弟のミルクのお祈りをするようになりました。次男の忠嗣は生後3カ月になって、あやすと笑うようになり、表情が豊かになってきました。家族みんなに笑いかけて、コミュニケーションを楽しんでいます。
 そのような中で、長男が1歳の頃の家庭集会の時に「育児で思うようにならず、苛立ってしまう」と、山本嘉納先生、盡子先生に相談したことを思い出します。
その時、先生方が
”子育てはずっと続くわけではなく、長い人生の中の一時であること”、
”苛立ちの解消をする時に、一人で過ごすよりも家族みんなで過ごす方が建設的であること”
とお話しされたことが、印象に残っています。
本当にそう思える日が来るのだろうか?と、ずっと心に引っ掛かっていました。
 育児は思うようにならない事ばかりで、仕事と家庭との両立に困難を覚えていましたしその状況から解放されたいと思う事もありました。
 しかし第2子が生まれ、久しぶりに赤ちゃんのお世話をしながら長男にも同じような時期があったことを思い出しました。
それがもう過ぎてしまったことを通して、本当に「一時である」ことを痛感させられました。
 また、独身の頃は一人で好きなことをして過ごす事でリフレッシュすることが多くありましたが今は、家族みんなで過ごす時間を大切にしており、子どもにとってもそうであって欲しいと願うようになりました。
 もちろん第2子が与えられたことで育児の大変さは増し、決して余裕があるわけではありませんが、「どの様にすれば、子どもが外の世界よりも家庭で過ごす時間を大切にしようと思うか?」と考えるようになり変化が与えられたように思います。
そしてそれが、子ども達への信仰の継承にも大きく影響することを感じさせられます。
 この事を通して、神様が時間をかけて教えて下さっていること、道を整えて下さっていることを感謝致します。
 先生方の導き、兄弟姉妹方との関わり、家族の支えに変わらずに助けて頂いていることを感謝し子ども達が見えない神様を見出し、救われることを祈りながら、尚、緊張感を持って取り組ませて頂きたく願います。 

(仙台聖泉キリスト教会 会員)