同労者

キリスト教—信徒の志す—

聖書研究

— 救いについて(43) —

野澤 睦雄


「主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。」(詩篇136:1)

3.聖書が示す人間観・・・救いの必要、救いの内容を考察する基礎

 <神への感謝>

 救われて罪を赦され、新生の恵みに与ったひとは、神を信じ、神を愛し、神に祈ることができると共に、神に感謝することができます。

「そのとき、イエスはこう言われた。「天地の主であられる父よ。あなたをほめたたえます。これらのことを、賢い者や知恵のある者には隠して、幼子たちに現してくださいました。・・」」(マタイ 11:25)
イエス・キリストは父に感謝されました。イエスが行われたことで大切でないものはありません。つまり「神に感謝する」ことは大切です。イエスは私たちに模範を示されました。

「キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがたも召されて一体となったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ、知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい。あなたがたのすることは、ことばによると行いによるとを問わず、すべて主イエスの名によってなし、主によって父なる神に感謝しなさい。」(コロサイ 3:15-17)

パウロはここで、
・感謝の心を持つ人になりなさい。
・感謝にあふれて心から神を賛美しなさい。
・すべてのことをイエスの名によってなし、父なる神に感謝しなさい。
と命令しています。
「神への感謝」を品性として「心に持つ」のです。
それを用いて感謝にあふれ、神を賛美します。
また、「あなたがたのすることは、ことばによると行いによるとを問わず、すべて主イエスの名によってなし」・・・これはなんという素晴らしい特権でしょう!!・・・私たちが行うことにも感謝できるのです。

「すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。」(テサロニケ1 5:18)
パウロはテサロニケの教会の人々にも「すべての事について、感謝しなさい。」、これは神の御心だからといって、命令しました。

(仙台聖泉キリスト教会員)