巻頭言
— 第三の人生 —
石井 行雄
「私は勇敢に戦い、走るべき道のりを走り終え、信仰を守り通しました。」(テモテⅡ 4:7)
昨年7月に、私は11年6ヶ月勤めていた建設機械の会社を退職し、11月にシルバーセンターの仕事、仙台市卸売市場での清掃業務に携わっています。1ヶ月に10日前後で、1日7時間労働です。リヤカーを押して長い火箸を使ってゴミを拾い竹ボーキで掃く作業です。難しい仕事ではなく体力的にもきつくありません。負担の少ない、年齢にふさわしい良い仕事が与えられたと感謝しています。第三の人生が始まりました。また同じ11月に私の誕生日があり、77歳の喜寿という節目の年で、冒頭の御言葉特に「信仰を守り通しました。」のところが強く思わされることです。
クリスチャンホームに生まれ、24歳の時に救われ、信仰生活は長いのですが、聖書の知識も理解力もわずかな者です。世にあっては人間的に欠点が多く、人づきあいが苦手で建設機械の会社に勤めていた時も何人かの人とトラブルがあり、気まずい思いをしたことです。ですから自分に何かの能力やすぐれた所があったからはでなく、一方的な主の憐れみと導きが豊かであった故と思わずにはいられないことです。また仕事が変わったことによって思いがけない恵みが与えられました。以前は私が一番先に出勤していたのですが、朝の自由時間が多くなり、三人の孫が保育園に出かける時のお祈りを頼まれました。私が仕事の日には妻がお祈りをします。愛する孫を思い、心を込めて祈ります。今日一日神様の光の中を歩ませてください。事故や危険から守られますように。喜びを与え、楽しい一日となりますように。先生の言うことを聞いて、友達とやさしい心で仲良く遊べますように。イエスキリストの御名によってお祈りします。祈りが終わり送り出す時は幸福感に満たされます。5分くらいの短い時間ですが大切な時間です。
元旦礼拝ではヘブル人への手紙11章16節「彼らは、さらにすぐれた故郷、すなわち天の故郷にあこがれていたのです。」より「主の備えし都」と題し、神の御支配の中に生きている喜び、仕えることの喜びの大切さが語られました。この年も大切なことを大切に、家族と教会の兄弟姉妹と共にリヤカーを押すようにゆっくり、ゆっくり、一歩、一歩、時には立ち止まって、主の示す道、天の故郷を目指して歩みたいと思います。
♪主と共に歩む その楽しさよ
主の踏みたまいし 御跡をたどる
一足一足 主に縋りて
常に常に 我は歩まん
インマヌエル讃美歌615