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キリスト教—信徒の志す—

Q&Aルーム

質問してみよう「聖書を学ぶ会」—9

 今回は高校1年生、山田保兄の質問でイエス様の性格についてです。

「イエス様のイメージはいつも冷静で穏やかという印象だけれど律法学者と言い合ったりする時は激しかったり、ある時は指で地面に書いている姿があったりと、どういう性格なんだろうと思いました。」

 それに対して先生は、「行き過ぎた見方は良くないので四福音書を読んで人となられたイエスキリストの像を捉えたり、信仰書『イエスの品性』なども読んでみると参考になると思います。そしてキリストに似た者になっていくことが大切なことだと思います。人間は自分を判らない、今日考えていたことを明日には変える者であると。人は揺れ動きが多い人間と付き合うのは嫌だし、その揺れ動きの大きさに嫌気がさす。逆にぶれがない安定した考えと歩みをしている人には信頼を置くことができる。宗教のゆえに、神を信じているゆえに人間がぶれなくなる。イエスキリストは限りなくぶれない方、だから信頼すべき方です。そのイエスキリストをぶれさせようとする律法学者やサタンはいらだっている。神が私たちに与えた救いは、ぶれないように導くもの、自分をごまかしている人間は行った先々で自分を変えますます混迷している。だんだんと人の価値を見分けていくことを今から訓練していくことは大切なことで、わかっていったらあの人は注意しなさいと愛する者に教えていかなければならない」と語られました。若い兄弟の質問を通して語られる先生のメッセージの中に豊かな神様からの語りかけと恵みをいただく集会でした。

(執筆担当 茂永 和子  仙台聖泉キリスト教会会員)

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