読者の広場 <短歌>
— 信仰とは —
鈴木 健一
月一回、私の属する藝林短歌会の東京歌会にでかけます。埼玉の大宮から、東京練馬の東久留米市は1時間40分かかります。8~10人の会で、歌題がでます。興味があってもなくても、題名に沿った歌を作ってその場で発表しなければなりません。一人で作歌しているときとはちがう筋肉を使うためか、時におもしろいものができます。一月の歌会では、「一年の計」という平凡な題がでました。そこで、信仰者として問われたつもりになって、山上の垂訓を思い出しながらつくって。家に帰って、これでは中身が半分だと思い、二首目を作りました。そして、イエス様が「鳥」のことをおっしゃっておられることに気がつき(マタイ12:24 ヨブ38:41)、三首目を歌いました。
明日のこと 思ひなやまず 思ひ切り 今日を生きたし 一年の計 |
明日生くる 計らひしつつ 明日のこと 思ひわずらふ ことなく寝たし |
夕映えの 空行くカラス 三つ五つ 垂穂 たりほ かがやふ 一本 ひともと の道 |
(インマヌエル大宮キリスト教会 会員)