同労者

キリスト教—信徒の志す—

巻頭言

— 努力して —

茂永 和子

「私たちは神とともに働く者として、あなたがたに懇願します。神の恵みをむだに受けないようにしてください。」
(コリント人への手紙 第二 6章1節)

 新しい年を迎え、歩み出しをさせていただいたかと思うと、あっという間に3か月が経ち、年度替わりの時を迎えています。
教会の中では救われた若い兄姉が活き活きと歩んでいる姿を見ることができることは本当に幸いなことです。決して悩みや困難がないわけではないでしょうが神様を信じて真実に歩んでいる姿にいつも励まされています。
生まれた時から教会の中で、ご両親の下、多くの方々の愛の中で大切に育まれてきた一人一人であることを思います。
 礼拝のメッセージの中で神の干渉ということが語られていました。神が私たちを愛して下さったという干渉、お互い人格に干渉する、私たちの福音はあえて故意にそのことをすることができるかと問われたことであります。
振り返って見る時に、自らに救いがもたらされたのも、教会に誘ってくださる方がいたこと、そこで聖書のメッセージを聞くことができたこと、関わってくださる方がいたからです。簡単にそのことがなされていったわけではありませんし、多くのとりなしと忍耐があったことを覚えることであります。
ややもすると「これくらいで」というところに自分を置きやすい者であり、福音のために積極的に自らを変革させていくという取り組みを怠りやすい者であります。
しかし冒頭の聖句にありますように神の恵みをむだに受けないようにしなければなりません。そして側近く生きる者に、また一人でも多くの方々に福音が届けられるように努力し続けなくてはなりません。
 教会では、いよいよ神の召しに応えて学びの中に入っていく兄弟がいます。自らも神の御旨を追い求めながら共に前進させていただきたく願います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)