巻頭言
— 分科会伝道会(三浦綾子読書会) —
石井 行雄
「最後に申します。あなたがたはみな、心を一つにし、同情し合い、兄弟愛を示し、あわれみ深く、謙遜でありなさい。」
(I ペテロ3:8)
今年私に与えられた聖句です。
新しい年を迎え、「同労者」読者の皆様には主からそれぞれ聖句と希望を与えられてスタートしたことと思います。
私もこの年、主の働きに仕えさせていただきたいと思いますが、実際には教会内での世代交代が進み、年と共に教会の中での役割がだんだんと少なくなってきており、陰ながら支えるということが多くなってきております。その中でも力を入れ続けていかなければならない働きとして、この月から始められる分科会伝道会(その中の三浦綾子読書会)があります。
教会での野球部の活動が、体力的にも技術的にも若い人達についていけなくなり、その代わりにと私が提案して始められたこの会も十年になりました。これまで続けることができ、守られたことを感謝します。はじめて後しばらくは、参加人数は私と、6歳年上の兄弟と二人の時がほとんどで、ときたま三人ということもありました。
それでも本を通してはもちろんですが、新しい発見があったり、兄弟からの大切な助言があったりと、楽しくも良き学びの時であり、恵み豊かであったことを思います。
けれども、二人と三人では充実感が違う、何とか一人加わって欲しいという思いをいつも持っていました。そんな折、昨年から私の兄の好意で、人通りの多い道路に面した所にある、会社の一角を提供していただき、そこで会が持たれることになりました。ポスターの前に立ち止まって見てくれる人が何人かおり、そして参加してくれるひともあり、今は4人で「塩狩峠」を学んでいます。良い場所と参加者が与えられ理想的な集会になりました。これからは、より内容の充実した会であるようにしていかなければなりません。
一人でも多くの人にイエス・キリストを知り、信じていただきたいと願い、今年も励んで行きたいと思います。