同労者

キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~ 信仰の取り組み ~

齊藤 恵一

「そのとき、ひとりの中風の人が四人の人にかつがれて、みもとに連れて来られた。群衆のためにイエスに近づくことができなかったので、その人々はイエスのおられるあたりの屋根をはがし、穴をあけて、中風の人を寝かせたままその床をつり降ろした。イエスは彼らの信仰を見て、中風の人に、「子よ。あなたの罪は赦されました」と言われた。」(マルコ2:3-5)

 今年もあと少しで一年が終わるという時期に差し掛かってきています。
今年は第二教会建築に向けて大きく動きました。
第二教会を建てるという最初の目的が達成されて先月で建築に向けての諮問委員会は幕を閉じましたが、その活動に参加させていただいた事をとても感謝しています。
土地と建物を探すグループにという事で活動が始まりまして、救世軍の新しい教会を見に行かせて頂いたり、インターネットで物件を探して良さそうなところがあれば、山田保兄と一緒に見に行って第二教会を夢見ながら取り組めたこともそうですし、私たちが物件の内覧に伺う際には世代も家庭状況も違うそれぞれが一同に見に来る為、その物件の担当者が不思議そうにどういった関係の方々なんですか?と尋ねてくることがよくあり、実は・・・と教会に通っている者たちであることを告げると「このコロナの状況下で、教会をもう一つ建てるなんて」というような感じで驚かれました。クリスチャンでない人たちにとっては非常識だというような反応が見れたという点でも良い機会になりました。
引き続き形を変えての委員会活動がスタートしますけれども今後この第二教会がどのように用いられていくか、とても楽しみに思います。そちらも一生懸命取り組まさせていただきたいと思います。

また家族の事に関しますと8月に次女が生まれた事を通して子供たちに掛かりきりになり、大変は大変なんですけれども家内がこまめに会話をしてくれて精神的な面もフォローしてくれて感謝しています。家内は日中私が家にいない間の子供たちの様子や自分の様子を報告してくれたり、長女が眠っている時間に私が帰り、次の日も寝ているうちに仕事に行かなくてはならなくて長女と話せない時があると、手紙を書いて下さいといってペンと紙を持ってきて長女との接点を作ってくれたり、家族のつながりを持たせてくれてとても感謝しています。

仕事の面では、次女が生まれる少し前から会社で色々の仕事を任されるようになり、自分の業務も切迫して大変になってきました。けれども、家庭集会や諸集会の中で山本嘉納先生が語られているように、優先順位はまず家族が上であり、仕事の疲れを理由に子供とのかかわりをないがしろにする事の無いように自らに言い聞かせ、また家内の監視の目の中に置いて家庭の取り組みを優先できるように余力を残すように仕事をしています。それが返って仕事を早く切り上げるきっかけになったり、余計な仕事をしないようにする事につながり業務上も良いほうにつながっているなと思いました。

今年メッセージの中で冒頭に掲げた聖句の箇所が取り上げられたときに、愛は時に非常識だという事が語られていました。律法学者たちのように理屈を言って何もしないのか。それとも非常識的であっても前進させようと取り組むのかが問われていると語られていましたけれども私も後者でありたく願いますし、神がこれから起こってくるであろう様々な事柄において私がどうこう考えるのではなく、神がどう扱われるかという事に着目し、期待してこれからも果敢に挑戦していきたく願います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)