同労者

キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~ 次の世代 ~

森田 忍

「こういうわけで、いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」(コリントⅠ 13:13)

 私はスポーツが好きで、よく情報をネット等で見ることが多いのですが、たまに目に留まる記事として世代交代と書かれた記事を見ます。
内容はチームが勝利する為には若手の成長が必要であり、ベテランからポジションをつかみそれがチームの競争意識を高め、活性化につながり、チームの勝利にもつながると言われています。
ベテランには経験と自分がチームの為にどのように貢献できるかをという知恵を若手には体力と勢いによる成長を武器に、それぞれの強みがうまくかみ合うことが理想であると記事には書かれており、勝負の世界ですので勝つためにどうしたらいいのか、それが物事の中心にあります。

私達、クリスチャンは教会という集いの中で神を信じ、福音や伝道の働きをします。教会の中には幼子から年配の方まで様々な年代の人達がいます。
スポーツとは違い若手やベテランのポジション争いや結果による優劣で物事を決めたりはしませんが、教会の働きにおいて世代交代、次を担う者が必要となります。
この年、私達の教会では新たに二人の先生が、それぞれ牧師と伝道師として与えられました。神は祈り願っていたこの新たな世代の二人の先生を教会に導いてくださった事は教会内に大きな恵みと喜びでした。

クリスチャンとして神を信じ歩んで行くならば神は生涯を通じて信仰を全うされることを願われます。スポーツの世界には選手として引退は必ずありますが、 信仰者はそうではなく年齢を重ねれば重ねるほど、神の愛や真理を知ることで幸いや喜びに預かれると思わされます。
教会の働きは次の世代が担っていく事ではありますが、神との関係は生涯、豊かであることを期待させて頂きながら私はこの新しい世代の一人として教会の働き一つ一つを担い働く者として神に取り扱っていただくことのできる信仰生活であることを願います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)