同労者

キリスト教—信徒の志す—

巻頭言

— みことばに生きる  —

野澤 睦雄


「草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ。」(イザヤ書 40:8)
「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。」(ピリピ 4:6)

 2023年になりました。1999年頃にはミレニアムと言い、パソコンの日付に問題が起きる2000年問題といって騒いだものでしたが、あっという間に22年も過ぎてしまいました。
 毎年、年初には今年はこれを・・と抱負が語られますが、幻を描く年代は過ぎ去り夢を見る年代がやってきました。けれども生活は、現実、現実、と強調される実生活が続いています。
そんな中で、今年「も」と思うことは、「みことばに生きる」ことです
。  困難なことがなければ、そうだ、そうだと言っていられますが、困難な事態に遭遇したときこそ「みことばに生きる」ことが必要でしょう。
 先日の礼拝説教に、以下のみことばが取りあげられました。
「そこで、わたしの友であるあなたがたに言います。からだを殺しても、あとはそれ以上何もできない人間たちを恐れてはいけません。 恐れなければならない方を、あなたがたに教えてあげましょう。殺したあとで、ゲヘナに投げ込む権威を持っておられる方を恐れなさい。そうです。あなたがたに言います。この方を恐れなさい。」(ルカ 12:4-5)
幸い私たちはダニエルの友たち、シャデラク、メシャク、アベデネコが遭遇したような状況にはあわずに過ごしています。それでも、ヤクザ風の人物に対峙しなければならないような時もありましたが、不思議に平安なこころで恐れずに乗り切ることができました。
 「空の鳥を見なさい。・・・。野のゆりがどうして育つのか、よくわきまえなさい。・・・あなたがたの天の父は、それがみなあなたがたに必要であることを知っておられます。だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。 だから、あすのための心配は無用です。」(マタイ 6:26-34)
 コロナ肺炎の影響や物価高で日本の産業が萎縮しています。それで仕事にその影響を受けています。ですからこの時こそ「みことばに生きる」か問われまが、その生きるべきみこばは説教の中にあります。
 教会にこどもたちが増えている姿を見させて頂いて喜んでいますが、ますます増えることを夢にみて、また教会の伝道の働きに加わらせていただき、信仰のよい戦いを戦える一年であることを願っています。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)