同労者

キリスト教—信徒の志す—

巻頭言

— 見えない神の御業を信じて —

茂永 和子


「また、神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。」(エペソ 1:19)

 この年もあっという間に4カ月が過ぎ、5月を迎えるところまで来ました。
昨年は主人が入院するということもあり、我が家にとっては、いろいろとチャレンジの年でありましたが、娘も無事、成人を迎えることができ、このところまでの守りを感謝いたしました。
 教会の中では、与えられた役割にそれぞれ取り組ませていただいています。
 今年、私たちの教会に与えられました一本杉教会に新しい方々が導かれるようにと、諮問委員会の若い兄姉を中心に様々な企画がなされ集会が持たれています。
 その一つとして3月27日には長谷川与志充先生をお迎えし、三浦綾子文学講演礼拝が行われました。私も職場の方をお誘いし、共に一本杉教会に出席させていただくことができました。
 三浦綾子さんの本は、若い時に多く読ませていただきましたが、改めて触れさせていただいて、その頃とはまた違う視点で考えさせていただく良い機会となっています。
引き続き持たれていく集会の中で、神様が一人一人の心に触れてくださり導いて下さることを願っています。
 自分自身だんだんと年齢が上がり、落ち着いた生活の中に入ってきて、そのところに留まってしまう時、動きが鈍くなったり、億劫さを感じたりします。しかし、そうであってはいけないと自問自答しながら祈り、神様を求めていく時に、神様もそこに応えてくださり、動き出す足掛かりとなるものを与え、助力して下さいます。
 この年、「主の時を知る」と題して礼拝メッセージが語られていますが、時々礼拝ノートを見返して見ると多くの大切なことが書かれています。それをどれくらい捉えて歩んでいるかと問われることであります。
「これくらいで」と歩みを留めてしまう者ではなく、今も生きて働いて下さり、信じる者に豊かに御業をなして下さる神様に憩わせていただきたく願います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)