同労者

キリスト教—信徒の志す—

巻頭言

— 自分を変える  —

吉田 浅


「この世と調子を合わせてはいけません。むしろ心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで神に喜ばれ、完全であるかを見分けるようになります。」(ローマ 12:2)


 私たち家族のため、いつもお祈りいただきありがとうございます。
2022年も残すところ、あとわずかになりました。この1年を振り返るときに色々な出来事がありました。
その出来事は3月16日に起こりました。夕方仕事を終え、次男が迎えに来た時、車内で聞かされました。
「父さん、隣の家が燃えているよ。」突然のことににわかに信じがたい思いでした。
自宅に近づくにつれ黒い煙が見え、消防車が来て、消火活動をしていました。隣家は全焼し、隣家の足の不自由な息子さんが亡くなられました。
そしてパトカーが1台その日、一晩中証拠保全の為、我が家の隣りで見張りをする事になりました。
我が家は延焼はまぬがれましたが、外壁が火災の熱で傷んでしましました。その日は丁度、教会の祈祷会があり、皆さんにもお祈りいただきました。
2週間ほどして隣家におくやみを申し上げ外壁の修理の話をしたところあいまいな返事しか返ってきませんでした。そのような中、我が家の事を心配して近所の人たちがかけつけてくれ、声をかけ励ましてくれました。
本当にありがたいものだと感謝しました。
外壁修理のことで法律相談所へ行ったり関係庁にも相談しながら祈っていました。その中で神様に示されたことは、隣家の取りこわし工事が無事守られ、隣り近所の人たちが救われるよう祈ることでした。相手をせめるというより、とりなして救いに導かれるよう祈ることでした。
10月に入り隣家でかけていた、火災保険がおりると保険会社の担当者から連絡が来て、我が家の被害見積り額にほぼ近い額が口座にふりこまれました。主の御名をあがめました。兄姉の祈りに感謝します。そして、私達の近所の人達・隣家の人の救いのための取りなしの祈りは今も続いています。

(盛岡聖書バプテスト教会 会員)