同労者

キリスト教—信徒の志す—

巻頭言

— メサイヤを通して —

茂永 和子


「力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。」(箴言 4:23)

 冒頭の箇所はこの年、私に与えられたと信じるみことばです。
今年もあっという間に4か月が過ぎるところまで来ていますが、3月最終のご聖日はイエス・キリストの復活を記念して、ヘンデル作曲のメサイヤを賛美するイースター礼拝が持たれました。以前は12月のクリスマスの時期に行われていましたが、ここ数年はイースター礼拝として定着しつつあります。外部の方々をお誘いし、福音の働きに用いられています。

 私がコワイヤのメンバーに加えていただいたのは、主人との結婚を通して仙台聖泉キリスト教会に導かれてからなので、今年で24年になろうとしています。初めのころは無我夢中でついていくのに精一杯でしたが、毎年賛美に立たせていただき、教会の歩みと共にメサイヤを通して神に礼拝をささげる恵みにあずからせていただいていることを感謝しています。

 変わらず熱い思いをもって指揮を執り続けてくださる先生がいて、コワイヤメンバーを引っ張ってくださっています。私自身を振り返ってみると、その先生の熱い思いに応えられずに立っていた時もありましたが、このところまで変わらず共に歩んでくださり支えてくださいました。長くピアニストとして仕え続けてくださっている姉妹もいます。年齢を重ね、決して簡単ではない中でも立ち続け、大切なところを担い続けてくださっていることに感謝いたします。

 メンバーも少しずつ世代交代がなされています。同じように結婚を通して導かれた若い方々も、気がつけばとても頼もしくなっており、今ではその一人一人に支えられながら自らも活かされています。メンバーの中には小さなお子さんを抱えている方々もいますが、その子供たちを練習の間はおじいさんやおばあさん、他の方も協力し合いながらお世話をしている光景があり、子供たちも楽しそうに遊んでいます。時々指揮の真似をしている幼子もいて、気を取られそうになりますが、次を担う世代が多く起こされることを期待しています。それぞれの役割は違いますが、共に教会の働きに仕え合うお互いであることを感謝いたします。 

(仙台聖泉キリスト教会会員)