同労者

キリスト教—信徒の志す—

巻頭言

— 信仰の継承 —

石井 明子

「あなたがたが神のみこころを行って、約束のものを手に入れるために必要なのは忍耐です。」(ヘブル 10:36)
 今年与えられた御言葉です。
 年末年始の休暇を利用して実家(宇都宮)に行くことが出来ました。母は先に召されましたが、80才になる父と兄弟達が集まり、一緒に食事をしながら、父が感謝の祈りを捧げ、私もその中に和することが出来たことは幸いなことです。
 救いの恵みを頂いて33年になります。クリスチャンの家庭に育ちながら、教会を離れたり、両親に反発して悲しませた者ですが、もう一度教会に戻ることが許され、頑なな心に神は自分がどれほど愛されている者であることを示して下さいました。そして、罪を告白し、両親に謝ることが出来ました。神様の憐れみと多くの祈りが積まれた故に、このところまで来ることができたことを感謝致します。
 今は、与えられました子徒達の信仰の継承が、私共の家庭の課題です。
 昨年、長い間東京にいました長女が仙台に戻って来ることが出来ました。大学卒業後、教会から離れ、心配し、先生とご相談しながら、取り組みをしてきました。今、共に生活し、娘の救いを祈り、関わりをもっていますが、その中で揺れ動いている自分の弱さを示されます。そのような時も集会で語られるメッセージや交わりの中で、是正させていただけることは感謝です。説教の中で、「パウロが神の人格に触れ、夢中になっている。まず、自分自身が本物であると信じることで、隣人に伝えることが出来ます」と語られたことが、心に残りました。
 長男は救いの恵みをいただきました。今春、社会人になり、信仰者として積み上げていくことが出来るか問われます。なお神様からの知恵と助けをいただきながら歩んでいきたいと願っています。
(仙台聖泉キリスト教会 会員)

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