読者の広場 <短歌>
— 雲を見て —
鈴木 健一
自然の中でしばらくじっとしていると、普段見えなかったものが見え、思わなかったことを思うようになります。どんなに独りよがりで無茶をしてきたかを思って、冷や汗をかきます。そして、気づかなかった神様のみ守りがあったことに感謝しています。(二首目の「あたりゆ」の「ゆ」は、「から」という意味です。)
土手の草に寝ころび見入る
わた雲のわずかに動き
輝きをます
積雲(つみぐも)の頂きあたりゆ 見下ろさば目も眩むらむ
地にて七十路(ななそじ)
目の眩む崖の上(え) 敢えて行くことを良しとしたりき
妻も子もいて
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(インマヌエル大宮キリスト教会 会員)