同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 信仰と生活 —

山田 行

「小さい事に忠実な人は、大きい事にも忠実であり、小さい事に不忠実な人は、大きい事にも不忠実です。ですから、あなたがたが不正の富に忠実でなかったら、だれがあなたがたに、まことの富を任せるでしょう。」(ルカ 16:10-11)

 私は小児歯科で受付事務、歯科介補の仕事をしています。パートで働いていますが、働き始めて、もう12年目になろうとしています。上の子は4歳、下の子が2歳の時から始めたので義理の母、私の両親、夫、教会の先生方など多くの人たちに助けられて、許されて仕事をさせてもらっています。世の人たちの中で与えられた責任を果たしていくことは、そこに金銭というものがあるのでそんな甘いものではありません。技術を習得すること、人間関係を作り上げること、責任を果たす気力、体力など要求されることは多々あります。何度も挫折しそうになることもありましたがそのたびに祈りながら、周りの人たちに励まされながら、ここまで守られています。私にとって信仰の現場は家庭はもちろん、社会の中で生き抜いていくことでもあります。人の世界では不真実なこと、ねたみや、ごまかし、いじめなど罪が多くはびこっています。自分もいつの間にか流されて世の人と同じように生きてしまいます。上記の御言葉の「小さい事」とは、「世にある働き」を指していると教えられました。世にある働きの中でも信仰者として忠実に仕えていくことの大切さが語られています。「大きい事」とは、「永遠の神の世界」のことです。信仰生活は毎日のことです。生活は平凡で同じことの繰り返しのように巡ってきます。出会うのは神様とはかけ離れた、この世の生活が、現実が大部分です。その中で私たちに神様は真実であることを求めておられます。与えられた務めに対して忠実に生きることを望んでおられると思いました。この世は信仰生活の訓練の場所であるからこそ、辛い時「神様助けてください」と一言の祈りの中に「私はあなたといつも一緒にいるよ」と語ってくださいます。どんな時も私たちに対して真実を尽くしてくださる方に信頼しながら私自身も与えられた隣り人に真実を尽くしながら生活していきたいと思います。
(仙台聖泉キリスト教会 会員)

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