読者の広場 <短歌>
— 幼子2 見つめられる —
鈴木 健一
小さい子の目は澄んでいます。興味のある対象をその目でじっと見つめます。大人がいつの間にか失ってしまった純粋さです。その目でじっと見つめられると、恥ずかしくなるほどです。幼子を側に呼び寄せられたイエス様は、また「あなたの目が澄んでおれば、全身も明るいだろう。」(口語訳)とおっしゃったお方でした。| ほにゅう瓶 銜えし 乳飲み子
       横目にて 
しきりに見つめくる 待合  | 
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直(ただ)見つめ 「あげる」と 木の葉さし出せる
 女児の愛(かな)しも 
祖母も笑みをる  | 
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興(きょう)わかば 直見つめくる 乳飲み子の
 澄みし目 
イエスの 愛し給ふ目  | 
(インマヌエル大宮キリスト教会 会員)