同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 感謝 —

山田 行

「主ご自身がこう言われるのです。「わたしは決してあなたを離れず、また、あなたを捨てない。」(へブル13:5)

 2011年3月11日東日本に大きな地震がおきました。そして大津波が町をのみ込んで行きました。あまりにもすさまじくて恐ろしい出来事はある日突然、何の前触れもなく、いつものように生活をしている私達に襲い掛かったのです。いまだに多くの人々が行方不明で、親戚、友達、知り合いの安否が分かりません。もちろん亡くなったという情報があっても側に行くこともできずにいます。こんなに恐ろしい現実を多くの人たちが抱えて生活しています。私の住んでいるところは地震の被害だけで津波はありませんでした。しかしライフラインが一変に無くなりました。家族や教会の方々が無事であることが確認できたのも地震から2、3日かかりました。
 未だに時々大きな余震もありますが、この時まで守られたことを感謝しています。多くの方々が祈って下さっていること、本当にありがとうございます。
 また、食料や生活雑貨なども送って下さりありがとうございます。家族や教会の方々はじめ困っている近所の方々、仕事場の同僚、みんなで分け合って感謝していただきました。
 上記のみ言葉は震災後家族で祈った時に与えられたものです。主人の祈りの中に「私たちがどんな時にもどんな中にいた時もあなたは離れず共にいてくださった。大きな不安と悲しみの中で私たちは捨てられてしまうのだろうかとよぎる中にも神は、私たちを決して捨てないと宣言し約束してくださったことに感謝します。」と捧げられていました。私も同じ感謝です。
 まだ震災前と同じ生活に戻るには多くの時間と忍耐の時ですが、感謝しつつ前に進みたいと思います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)

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