同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— キリストの体 —

山田 行

「もし一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、もし一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。」 (Iコリント 12:26)

 私は歯科で働いていますが、歯科医2人にスタッフ5人で時々アルバイトの人も入ります。多くの患者さんを、あまり待たせずに、気持ちよく治療を受けてもらえるように、日々指導があり、勉強会やミーティングがあります。いつも思うことは皆で気持ちを合わせて自分の担当している仕事の責任を果たすことと、お互いがどのように動いているかを気にしつつ、次に何を必要としているかなど、助けたり助けられたり、まさしくチームワークがとても重要であるということです。有能な人やキャリアが長い人はひとりでやりたがり、遅い人や新人にイライラしたり、出来ない人を無視したり、また反対に遅い人は、できないことを回りに押し付けたりと、ひとたびチームワークが崩れ始めると、仕事は回らなくなります。仕事だけでなく人間関係も厳しくなっていきます。能力が重要視されますが、忍耐するとか、相手の立場を考えることができるとか、努力する 諦めないなどやはり最後は人間性が仕事も切り開くものとなるのではと思います。
 キリスト者も一人ではキリストの体を形成することは出来ません、教会の愛する兄弟姉妹と共に生き、共に証をしていくものだと思います。特に私たちの教会は、「抜け駆けをしない」ということがあって、「お互いを大切にし、自分だけ特別に、などということは無いようにしたいですね。」ということがあります。上記のみ言葉のように、ひとりの兄弟が苦しんでいるのなら共に苦しみ、ひとりの姉妹が尊ばれればみんなで喜び合うというそのような教会であります。先生方や信仰の先輩方がそのように大切にキリストの体を形成しつづけて下さいました。教会の中には、多くの戦いがありますし、苦しみもあります。しかし若い青年がキリストの十字架の前に罪の告白と救いが与えられたという大いなる喜びと感謝もあるのです。病める人たちがあれば皆で祈り、心を用いて励ましていきます。強い人もいつ弱くなるか分かりませんし、弱い人も成長して力をつけていきます。すべての器官が必要なように教会もすべての方が必要なのです。お互いを忍耐し、祈りあい、愛して育てていくというすばらしい関係をこれからも大切に受け継ぎながら、また子供たちに教えながらキリストの体の器官として働いていきたいと願います。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)

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