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質問してみよう「聖書を学ぶ会」—14

 4月、イースターの記念を覚えるとともに新しい年度を迎え、新たな一歩を踏み出した方々を覚えることであります。今回の質問は大学に入学したばかりの山田汀姉からでした。

 礼拝でも開かれましたがローマ書12章2節「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。」とありますがこの世と調子を合わせるとはどういうことですか?そして、完全であるのかをわきまえ知るとはどういうことですか?という質問がなされました。それに対して先生は、この世のシステム、秩序がわかっている人たちはどのような秩序で物が動いているかを捉え、その中で物事を進め生きている。経済的にも学力的にもいろいろな面で、自分たちがこの世の中、社会を動かしているんだと思っているし自分は成功していると思っている。しかし、それは自己満足でしかなく、私たちは神の秩序の中に生きている。私たちは神を信じていることのゆえに神の秩序を知り、その中を歩んでいくことができる。この世と調子を合わせるとは、この世の調子に合わせて生きること。完全であるのかをわきまえ知るとは、誠実に真実に、神を知ること、神を愛すること、何をしても神を一番にし、神を信じ神が与えて下さる幸いを幸いとすることと語られました。
 礼拝のメッセージでも語られていますが人格なる神の主観とどう向き合い、へりくだって神に仕えていくことができるか。神は侮られる方ではないということを覚えつつ、一つ一つの取り組みが求められる幸いな集会でした。

(執筆担当 茂永 和子  仙台聖泉キリスト教会会員)

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