同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 感謝のお証 —

相澤 遥

「信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。」
(ヘブル11:1)

 今年の5月3~4日に岩手県一関市にある館ヶ森ホテルにて教会キャンプがありました。その中で行われる分科会で私は昨年に引き続き玉城義兄と中高科クラスの担当になりました。(生徒:茂永頼子姉 山本更姉 森田穏兄) 分科会はキャンプの一日目に2回もたれます。
 一回目は玉城義兄が担当されまして創世記のノアの方舟の所を通して神の御命令に一所懸命従うノアとその家族、また神の大いなる力、信仰の継承など、義兄から私達が大切にしなくてはいけない家族について語っていただき、又、考える時間を与えていただきました。
 私は、2回目の分科会の担当で、今回はテキスト・教会生活のハッピーアドバイスにありますテーマ「教会にある素晴らしいもの」を用いて学びに入りました。
このクラスの特徴は
・生徒も先生も福音の伝道に仕え励んでいること
・クリスチャン2世または3世であること
です。
生まれた時から教会に通い、学業も仕事も家庭もよりよい信仰生活を送ることができるように日々戦っている者たちです。
 私は救われる前聖書をひらき賛美し主日礼拝で語られるメッセージを聞く、私も学生の頃は教会のある生活、神様や周りに愛されていることがあたりまえだと思っていました。 あたりまえ過ぎた為、集会中に居眠りしてしまったり、自分の都合で集会出席が守れなかったり、いつでも教会に帰れる環境が私にとって、ただの日常でありかえって中途半端な信仰生活を送ってしまう者でした。つまりは、神にも教会にも何の魅力も素晴らしさも見いだせずに日々を過ごしていたのです。
 今回この中高科に集まった生徒たちは、先ほども書いたように伝道の働きや学業と教会生活との両立に一生懸命取り組んでいます。しかし見えないところで少なからずそのような感情や感覚に遭ったのではないかと思い、今回の学びの取り組みとしました。
今回のテーマ「教会にある素晴らしいもの」をメインテーマに、
・「永遠のいのちが一番!」
・「あなたも創造主の家族です」
・「確かな判断基準があれば」
・「生きる目的は?」
の4つのテーマに分けてそれぞれに書かれているみことばやメッセージを通して、学びに入りました。特にみんなで深く話し合うことができたテーマは「確かな判断基準があれば」についてです。
私達は自分たちの進路・課題(学業・仕事・家庭・結婚など)での思いや取り組みについて、また伝道の働きや教会生活の為に取り組んでいること、そこに神様が家族や学校や教会の先生方をとおして確かな判断を持って導いてくださっていること、また自分で確かな判断ができるように養ってくださることに改めて感謝を覚え分かち合うことができました。
 またもし教会に行ってない神を知らない世の中や家族と共に生きていたらどのようなものになっていたかということも、考える時間を設けさせていただきました。
 ある方は家族を捨て好きなように生きていた。ある方はひきこもりになっていたかもしれない、自分の幸せしか考えられない、ダメ人間になっていたかもしれない、神を知らない世界で生きている、今の素晴らしい環境・家族が与えられなかったらどうなっていたか、最初は想像できないという顔をしていた生徒たちも次々と気付かされたことがあり感謝をおぼえました。
 そのような話し合いがもたれ、まとめとして2枚の摸造紙を使って、世の中(教会のない生活)と教会という2つのテーマに分けてマインドマップ制作をしました。完成して比較したときに世の中と教会にあるものとの大きな差に衝撃を受け、あたりまえだと思っていた感情や感覚わからなかったことに気付かされ幸いなる時間を分かち合うことができました。
 私は最後にまとめとして一番伝えたかった事を話させていただきました。私達2世3世の者たちは神と共に歩む信仰生活が正直当たり前になっています。私達が教会で生きることは神が私達の罪の悔い改めや悪から救われ永遠のいのちを得るために様々なアプローチを通して交わりかかわってくださいます。そのことは、同時に自分自身が何者であるかを苦しいほどにしめされるときがあります。しかし、その神からのアプローチから逃げ拒否した時点で永遠のいのち、天の御国からはなれてしまうので、自分にとって教会とはどういう存在か目的ある教会や信仰生活を豊かに持てるようにもう一度見つめなおしてほしいと話させていただきました。
 また、私自身感謝を覚えたのはきっと私達が教会であたりまえに生かされているように、世の中であたりまえに生きてきたクリスチャン1世の方々は心から神を信じるために勇気を持って救いを求め、今、私達に信仰継承がなされ神のこどもとされていただいていることに感謝を覚えました。
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネの福音書3章16節)
今年も教会キャンプを通して、恵みある時間・交わりを与えていただき分かち合うことができたことを感謝します。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)