同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 教会の役に立つ者 —

森田 忍

「それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて、互いに仕え合いなさい。」(1ペテロ 4:10)

 今年はプロ野球では、東北楽天イーグルスが大躍進を遂げた年で、大きなにぎわいがありました。私達の教会の野球チームもイーグルスという名前を35年くらい前に決めて活動してきました。この前、山本嘉納先生が私たちのイーグルスは、今まで人数が揃わない時もあったけど1度も働きを休んだことはなかったと言っていました。きっと相当野球好きな人が集まっているだろうと思えるかもしれませんが、でも実際は少ないのではないかと・・・。
 私は救われて2年くらいになりますが、教会は私に少しずつ働きの責任を与えて下さって、今年の野球部を進めていく中心となってがんばって下さいと言われ、取り組んできました。最初は年上の方に指示を出したりするのにとまどいがあって、嬉しい反面重荷の部分もありました。
 はじめにやらなければならなかったことは、一般の人達のチームと対戦する時、私達のチームの打順や守備を決めることでした。私の父もこのチームをある期間責任者としてやっていましたので、どうしたらいいか聞いてみたらあっさり、「自分で決めなさい。」という返答でした。自分で言うのもなんですが、野球は割と知っている方だと思うので、以前とは打順も大きく変え、守備も要となる所を変えて今シーズンの戦いに入りました。
春のスタートは自分の思うような試合が出来ませんでした。でも弟とバッティングセンターへ行ったり、キャッチャーと個人練習をしたり、又数年前に試合で足を複雑骨折した兄弟にも復帰してもらって、全部が良く変わったわけではないのですが、なんかみんなで喜びを分かち合える試合が出来るようになりました。技術がぐんと変わったわけではないですし、ほんの少しの事なのですが、その「ほんの少し」が大きかったように感じます。
 責任を持って臨んで少し分かったことは、教会の人達と一緒になって勝った時は、なんとも言えない喜びがわきあがってきました。この一緒になる力は、たくさんのその他の神のための働きにも役立てていくことが出来るのだと思います。
私は人の先頭に立ってチームを率いていけるタイプの者ではありません。それは教会の人達も知っています。でもその私にチームをまかせて下さったことに感謝をしています。ですから教会の役に立つ者になっていけるように願っています。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)