聖書研究
— 結実の考察(第8回) —
野澤 睦雄
「あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命したのです。それは、あなたがたが行って実を結び、そのあなたがたの実が残るため・・です。」
  (ヨハネ 3:16)
  「あなたがたが多くの実を結び、わたしの弟子となることによって、わたしの父は栄光をお受けになるのです。」
  (ヨハネ 15:8)
<3.聖書の示す世界観>
 皆さんは、自分はどんな「世界観」をもっていますかと問われたらなんと答えますか?
   宇宙や地球を含む天体のこと、自然、陸と海、山、川、地形や、気象、動植物、人、国々、民族、言語、文明・文化、生活様式、産業、貿易、気候変動、流行する病気、戦争や、現在のことだけでなく歴史にみるそれらのできごとなどが思い浮かぶことでしょう。
 では「聖潔」を考察する上で知っておく必要のある「世界観」はどのようなものでしょうか。
   結実ではそれを以下のように解説しています。
・・・・
   聖潔とは何かを考察するためには、人間を取り巻く世界はどのようなものであり、人間はどのようなものであるのか、を把握しておくことが大切です。本章では、まず人間が住んでいるところの世界について次の事項について考察します。
   ・共存する二つの世界・霊界と自然界
   ・権威
   ・命
   ・死
   ・人格
   ・自我
   ・ことば
   ・光
   ・時間
・・・・・
「霊界と自然界」は世界観として納得して頂けるでしょうが、他の項目には、「えっ、これが世界観?」と思われるかもしれません。しかし、これらが聖潔を考察する基礎になる事項の大切なものの中にはいります。
 (仙台聖泉キリスト教会員)