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質問してみよう「聖書を学ぶ会」—50

 4月の聖書学ぶ会では、若い方々を中心に質問がなされました。そして山本嘉納先生がそれぞれに対し必要なことを語って下さいました。
 その中の一つですが、森田穏兄から、「イエス・キリストが十字架にかからなければならないことを語られたときに、それを否定したペテロに対して、『下がれサタン』と言われたのは何故ですか。」という質問がなされました。
 それに対する山本嘉納先生の回答は、ペテロはイエス・キリストが十字架にかかることは失敗であり、イエスがこの地上の国で王になることこそが成功であると思い込んでいて、極めて人間的な考え方を持っていたことが語られました。
 私たちにとっても福音は、自分を喜ばせることではなく、十字架を負って生きていくことであり、決してこの世的な成功者になることを望むことではない、ということが示されました。
 また、神が私たちに与えて下さった一番素晴らしいことは「信じる力」であり、神ご自身も、私たち一人ひとりが救われていくことを信じておられることはとても幸いなことである、ということが語られました。
 イエス・キリストが特別にニコデモに対して「神は実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者がひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」という一番素晴らしい御言葉を、彼を信じてお与えになったように、私たちのことも神様が信じて下さっておられることを教えていただき、本当に感謝を覚えました。

(執筆担当:森田 輝 仙台聖泉キリスト教会会員)