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キリスト教—信徒の志す—

Q&Aルーム

質問してみよう「聖書を学ぶ会」—44

「このように、あとの者が先になり、先の者があとになるものです。」
(マタイ20:16)

 聖書を学ぶ会が始められてから、今回で204回になり、17年たちました。
 今年高校に入って参加された最年少の姉妹が、まだ生まれていなかったころにはじまったこの集会も、今ではその年代の若い方々が積極的に参加して、集会が進められていくようになりました。
 創世記から毎回一章読み進んで来ましたが、今回はヨシュア記17章が開かれて、山本嘉納先生から、マナセ、エフライムが受けた相続地は、神が民に約束として備えて下さったことを通して、今私たちにも神は豊かに祝福と恵みを与え、備え続けて下さっていることが語られました。そしてそれを私たちがどう勝ち取っていかなければならないかが問われました。
 信仰の継承を私たちは大切なこととして、様々な営みの中に、いつも意識しつつ歩みをして行くことが示されました。しかしその一方、一足飛びに何か成して、その成功か失敗かに心を動かされるのではなく、長く積み上げて築き上げられていく、その中に見出される真理があること、そうであればこそ、特に若い者たちは、信仰の友と取り組む現場を多く持って、福音の働きに身を置いていくことが大切であることが語られました。

 今回も若い方々がたくさん質問をしていましたが、その多くはどうしたらうまく出来るか・・・という所に彼等の心があったように感じました。先生は、大切なことはおごらずへりくだって事に向かうこと、様々な価値観の違いにぶち当たるけれども、踏み出す信仰の大切さが語られていました。
 牧師の持っている感覚に、豊かに触れさせていただくと共に、それを自らの心に蓄えていくことが大切であることを感じました。
 良き集会を感謝いたします。

(仙台聖泉キリスト教会:森田 心)