同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 聖書研究会基礎科に出席させていただいて —

石井 さち子

「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」
(ローマ 8:28)

 聖書研究会基礎科がはじまって3年目になりました。手引き書は、山本盡子先生が導いてくださいました「主に仕える」というテキストで、パウロとヤコブの手紙の中から13の課題を学んで1冊の本の学びが終わりました。
 私たちの教会では聖書研究会が長く続けられてきていますが、若い方々が増えてきて、その方々に必要なクラスとして基礎科がはじまりました。
 私は若い方々のためのと思っていましたので、1回目の集会には参加しませんでした。しかし、婦人伝道師の先生からお誘いを受け、私のような者が出ていいのかな?と少しとまどいをおぼえながら、2回目から参加させていただくようになりましたが、本当に私に必要な集会であると感じさせられています。
 集会は参加された方々が3つのグループにわかれてそれぞれのグループに司会と書記の方を立てて学びが進められます。
 私の若い頃のことを思い返してみて、今と明らかに違うことは、代を重ねてきた私たちの教会の恵みが、この若い方々のことばの中に打ち出されていることです。
こんなことを言ったらどう思われるだろう・・・というのが先にたってします私ですが、若い方々が素直に自分の思いを話している姿に力を与えられます。
 テキストの質問に対して一人一人が答えていきます。どの答えが正しいかを求めていくのではなく、自分はどう感じとったか、そして隣人はどう考えているかを聞くときに、もちろんみんなが同じあらわし方ではありませんが、それを共有する良き時です。誰かが最終的にみんなの考えをまとめて答えのようなものを導いていくこともありません。
 しかし、1節1節読んでいく聖句がまちがいなく私たちのたましいの糧となり、力となっていることが学びのしめくくりの感想でもあらわされています。
 ある姉妹が私は自慢できるような、役に立つ力を何一つ持っていません・・・と話しました。
私も同じです、と心の中で思いながら、その姉妹はご主人から、何ももっていなくていいと言われたと聞いてちょっとびっくりしましたが、姉妹はその話しの最後にいつでも神様の御用が与えられたら、ハイと行ってそこに立ちたいと思います、と言っていました。忘れたり、変わってしまってはいけないのはこのところだと思いました。
 私はどちらかというと黙っていて、自分から立ち上がろうとしないような者ですが、若い方々は喜びながら、笑いながら、でも、いつも真剣に神様と共に生きようとしている姿を見せていただいて、この聖書研究会基礎科が生きていることにとても感謝しています。
 今回の13回目のテキストのしめくくりのタイトルは、「展望」でした。神様の約束を確信を持って生きることが示されました。私たちを召してくださり、神様との正しい関係の中に生きさせてくださいますことをお祈りいたします。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)