同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 救いの恵みにあずかって —

森田 穏

「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には神の子どもとされる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ神によって生まれたのである。」
(ヨハネ1:12-13)

 10月19日にイエス・キリストの十字架の贖いによって罪が赦されて、救いを受けることができました。感謝いたします。そして、これからは、僕は教会に一生懸命仕えて生きていきたいと思います。救われて、初めてのイエス様のご降誕が近づいている時で、僕にとっては今までとはまた、少し違った気持ちで望んでいます。
 僕たちの教会は、クリスマス祝会には主に聖書劇をやってイエス様のお祝いをしています。僕の父は長くその劇のシナリオを書いて作り続けてきましたが、昨年でその御用を終えました。
 年が明けるとすぐ、僕は今年のクリスマス祝会での御用の責任者をさせてくださいと言いました。今までやったことのないものを作ろうということで、劇で演じていたシーンをビデオに撮ってパソコンで編集し、本番はスクリーンで見ていただく、映画のようなものを作ろうと思いました。びっくりするものを作って、アッと言わせたいという思いも初めはありました。10月が近づいてきて、いよいよ取り組み始めましたが、自分の思うようにいかないことがたくさん出てきました。自分の経験の浅さにがっかりしました。しかし、演技の責任は盡子先生が引き受けてくださり、背景の絵などの美術の責任は教会学校の先生方が全部やってくださいました。みんな、何回でもいいよと言って下さり、喜んでやってくださいました。ルツの麦畑のシーンを撮るのに、盡子先生はわらがないと感じが出ないね、といって、片道一時間もかかる所まで、わらを譲ってもらいに行ってくれました。また義兄が、私も雑用でも何でもいいので劇のメンバーとして使ってくださいと言ってくださり、全てのセリフのカンペを春恵姉妹と作ってくれました。みんなイエス様への最高のプレゼントの為に夢中になって取り組んでいる姿に、僕も妥協しないで最後までやろうと思いました。父は僕に、与えられた御用に中途半端に取り組んだりせず、手を抜かないでしっかりとがんばれと、そのような姿勢を何度も僕に教え、今回もこの御用の為に一生懸命に取り組むことができました。
 このことを取り組むのに当たり、僕の弱さや足りなさを改めて感じました。しかし、周りの兄弟姉妹が助けてくださり教会の一体感を感じることができました。僕は、救いを受けた時に、普段は素っ気ない兄ですが、そんな兄が涙を流して喜んでくれた姿をみて、僕は涙が止まらなくなりました。僕を本当に愛してくれている人は、この教会の人達なんだと気づくことができました。救いを受けたことにより、この御用を通して大切なことを気づかされ、多くのこと経験することができました。まだ完成していませんし、まだ皆さんに見ていただいていないのですが、イエス様が喜んで下さるものが出来上がると信じています。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)