同労者

キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~ GWの合宿 ~

石井 和幸

「わたしは、あなたがたに平安を残します。わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。」 
(ヨハネ14:27)

 3月30日、教会から連絡がありました。「5月3日と4日に予定されていた教会キャンプが、会場手配に手違いがあり、秋に延期せざるを得ない」・・・といった内容でした。私は、ゴールデンウイークにもたれる毎年恒例の教会行事が、今年はなくなってしまうことを残念に思い、主任牧師に、秋に予定していた教会野球部合宿を5月に前倒しすることを提案しました。牧師の了解を得て、私は野球部メンバーにメールやお電話で提案をしました。(これから宿やグランドが果たして確保できるだろうか? 少しでも早く予約をしたい)と思うところに、「できれば5月3日、4日で実施できると良いですね!」と早速メンバーからお返事を頂き、皆さんが快く提案を受け入れてくださったことを本当に感謝しました。
 無事、宿とグラウンドを確保し、昨年秋同様またマイクロバスを借りて、下は3歳から、70代の年長者に至るまで、ゴールデンウイークの2日間を主にあって、楽しく幸いなときを過ごすことができて本当に感謝しました。私の息子が、おじいさんと一緒のベットで、施設のパンフレットを指差しながら一緒に読んでいる姿・・・家ではなかなか見られないときを備えられたことも感謝しました。
 わがチームのエースである森田 穏兄は、合宿初日の朝、熱を出してしまいました。けれども彼は薬を飲んで礼拝に出席し、熱が下がったことを確認して合宿参加を決めました。実際合宿では、バットも満足に振れなければ投球練習も出来ず・・・練習に参加するよりもベンチやバスの中で休んでいることの方が多かったのですが、それでも彼が先生や仲間と語らう姿をみて、「教会野球部合宿」という2日間を何より彼自身の恵みとして参加してくださったことを私はとても感謝に思いました。
 帰りには、マイクロバスが事故に会うというアクシデントが起き、私自身とても揺るがされましたが、野球部のメンバーが、互いに信頼し合って否定的な意見・不満を一切言わずに、解決に向かって協力して下さり、問題なく事故処理がなされて、神の守りと助けを痛感いたしました。
 5月10日の対外試合にて、森田 穏兄を含む3人の選手がホームランを打ち、好プレーも多く出て、選手みんなの活躍で仙台聖泉イーグルスが2年ぶりに勝利しました。特に私は、穏兄のホームランが自分のことのようにとても嬉しく感じました。合宿で起きた出来事に、それに対するメンバーの信仰と取り組みに神が豊かに報いて下さったことを感じ、大変感謝いたしました。
 私が3歳のころ・・・母と一緒に会社に通ったこと、祖父母との思い出、父と遊園地にいったこと、教会学校での一コマ等、記憶と言えば3歳からで、それ以前の記憶は全くありません。今回、3歳の息子と、玉城兄の長男である信人君がともに合宿に参加しました。みんなでバスに乗ったこと、フットサル場や野球場で遊んだこと、お兄さんに遊んでもらったこと、おじいさんも含めてみんな楽しそうにしていたこと・・・きっと大人になっても記憶に残ることでしょう。小さき者の提案に皆が賛同して下さったこと、教会の行事として主が幸いなときとしてくださったこと、その恵みを子どもとともに共有できたことを心に刻み、主から与えられたこの価値観が決してこの世の違うものに変わることがないように、祈りつつ励んでいこうと思いました。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)