同労者

キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~生涯、神と教会に仕えたい!~

石井 和幸

「もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」
(ヨハネI 1:9)

 10月、11月と私たちの教会において、イエス・キリストによる新生・・・救いの恵みを受け、信仰告白をされた兄弟姉妹が4人与えられました。
 何か大きな伝道のためのキャンプや、集会によって次々と決心者が与えられた・・・ということではなく、一人の高校生、若い兄弟の救いをきっかけに、子どものときから教会生活を親とともに営んできた若い兄弟姉妹が、真摯に神との関係を問い直し、自らの罪を神と人の前で悔い改めて、信仰告白に導かれました。4人の方々が救われた証を伺い、またその後兄弟姉妹が教会生活のなかで『変えられた』姿を目の当たりにし、このことが間違いなく主なる神による救いであったことを確信し、主の御名を崇め、感謝しております! 
 4人の信仰告白・・・救いの証に共通したことがありました。
 一つは、「私の罪は○○でありました・・」と、教会の人の前で明確に罪の告白がなされ、はっきりと認罪がなされたことです。罪を抱えながら生きる自らの姿に涙をし、罪のなかに長い間苦しんだことが証されていました。もう一つは、長い間神による真実の愛を受け、多くの祈りに支えられたことを実感していたことが証されました。何よりも、4月に救いの恵みを受けた山本守兄をはじめ、多くの若い兄弟姉妹が、救いの証をし、また祈祷会でときに涙しながら隣人に救いが与えられるように祈った姿・・・彼らはその福音を教会のなかで常に聞くことができました。
 子どものときから教会生活をともにした山本守兄が主によって変えられた姿を彼らは目の当たりにし、また、教会で講壇から語られるメッセージ、平日の諸集会を通してみことばに触れ、「このままではいけない!今救いをいただかなければ自分が滅びてしまう!」と、高校生の森田穏兄が10月に救いの恵みを受けたこと・・・、11月18日に救いの恵みを受けた山田保兄の信仰告白のなかでも、「自分もこのままではいけない!死ぬまで罪を隠そうとも思ったが、その苦しみから解放されなければならない」と、守兄、穏兄の救いを通して促しをうけたことが証されていました。そして、山田保兄の救いを耳にした姉である汀姉が、『私も長い間苦しんできた罪の重荷から、この世に重心を置いた生活から救われたい』と、すぐに牧師のもとに行って救いを受けました。11月20日の祈祷会にて、二人揃って信仰告白がなされたことは、長い間救いのために熱心に祈られたご両親にとって、また教会にとってとても大きな感謝でありました。『生涯、神と教会に仕えたい!』・・・森田穏兄、山田保兄、山田汀姉がそろって告白したことばです。献身を表明している神学生のことばではありません。教会のなかで、早い段階からバンドやコーラスグループ、演劇等で神に仕え、福音を伝える恵みを教えられてきた人たちに、イエス・キリストの福音が真に自らのものなった瞬間です。長い間両親とともに教会に生きつづけたからこそ、新生の恵みと同時に即、献身の告白がなされたことを教会全体で感謝いたしました。11月20日、二人の救いの証を聞いた山本更姉が、救いの恵みを受けました。『婦人伝道師になりたいと早くから表明していたが、実は罪と劣等感でいっぱいだった』自分を、赤裸々に告白していました。イエスキリストの十字架による贖いが自分のためであったことを、彼女は証をしました。
 今年救いの恵みに与った5人の兄弟姉妹を思うときに、私の心に訴えてくるのは彼らの『罪から解放された、ふっ切れた・・・明るい表情』です。かつて自らも救いの恵みが与えられたときに、その喜びを讃美にしたことを思い出しました。これからさらに豊かな成長が与えられるために、なお神と人との真の関係を保ち、主なる神の腕のなかに入りつづける大切さを改めて覚えます。
 『生涯、神と人に仕えたい・・・』
その本物の福音がもたらされた教会の建設に私たちも働きを共にさせていただいている幸いを覚えます。私の子どもたちにもやがて同じようにイエス・キリストによる救いが与えられることを願い、夫婦で祈りつつ神の前にへりくだって取り組んでいきたく思っております。
 クリスマス・・・主のご降誕を心からお祝いいたします!

『人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。』(マタイ16:26)

(仙台聖泉キリスト教会 会員)