同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 教会キャンプに出席させていただいて —

石井 さち子

「愛とは、御父の命令に従って歩むことであり、命令とは、あなたがたが初めから聞いているとおり、愛のうちを歩むことです。」
(Ⅱヨハネ 6)

 今年は、私たちの教会の教会キャンプが10月に行われ、1泊2日の短い時間の中でしたが、内容のギュッとつまった実りの多いキャンプとなり、感謝いたしました。
 今年の主題として礼拝のメッセージで愛について週ごとに語られ続けてきました。
そのことを表していくことの一つにこの教会キャンプがあって、始められてから10年くらいになります。私もこのキャンプのスタッフの一人として御用ができたことも恵みでした。 冒頭の聖言にあります愛は、神様の命令に従って歩むことであると示されています。私たちの教会は、この愛を長く大切に育み続けてきたと思います。そのことがたくさん語られ、それを、交わりを通して見つけ出してきました。その愛は、私たちの真中に生きていることがわかります。ですから、このキリストの愛をもって、このキャンプが導かれました。
 キャンプの中心は、グループにわかれての2回の学びの時です。私は今回、「宣教の担い手として」というテーマで、伝道ということに思いを深める時が与えられました。イエス・キリストによって救いを受けて、主と共に生かされる各々が、この教会で宣教の担い手として何ができるか、できることから何をすべきかが問われ、話し合われました。何ができるのだろう・・・と思いながら私は兄の事を思いました。
 私の兄は父から受け継いだ事業を守り続けてきた中で、今年、本社の一角を教会の働きがなされる場として提供しました。
「サテライト・ノア」という名前が付けられて、この一年音楽を中心にした働きをしたり、小さなお子さんとお母さんたちと一緒に交わりを持ったりと、道路に面して気軽に立ち止まって、出入り自由な場として用いられました。
 私の父と母が築いた働き場が時を経て、神様の直接の働き場に変わって生きていることに、私はとても不思議な思いと、うれしさでいっぱいになりました。
 私は、サテライト・ノアでミニコンサートがなされる時など通りかかり、足を止めて聴いてくださるかたに、お茶をさしあげて、ゆっくり座って聴いていただけるためのアッシャーをさせていただいています。
 場所を献げる方も、多くの時間を献げる方も、神様かの力が備えられて、喜びをもって立っていらっしゃるみなさんの姿に小さな私の働きも力づけられて一緒に歩めた一年でした。 伝える私たちが愛のうちに生きて歩むこと、その命令を守って生きるからこそ、福音は力となることを、このキャンプの学びを通して教えられ感謝いたしました。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)