同労者

キリスト教—信徒の志す—

ショートコラムねだ

— 片足で立って靴下が履けますか —

 「片足で立って靴下がはけますか?」
というのを何かで見たり、聞いたりしたことがおありでしょう。テレビや新聞、雑誌、インターネットなど私たちの情報源がふえましたから。
 もちろんこれは健康に関するなんらかの記事でとりあげられます。健康に関係するものはたくさんあるでしょうが、<運動ができる>、<運動をしている>ということが、大切な事項のひとつです。
 運動ができなくなる身体的な要件のうち、最重要事項に<脚が丈夫であること>があります。脚が弱くなると普通の人は運動から遠のきます。車いすのスポーツプレーヤーたちは特異の人々です。
 片足で立って靴下が履ける・・これが、脚力の重要な指標となるので、あちこちに登場するわけです。年を重ねれば、いずれ誰しもできなくなるのですが、普段運動をしていると、できなくなる年齢が上がり、それまで健康を保つ効果を維持できるのです。
 できなくなった人はいっそう心がけて歩くとか、軽い運動をするといいでしょう。筋肉というのは不思議なもので、運動しない場合に比べ、運動した方が必ず強くなる。それは死ぬまで変わらないそうですよ。
 健康で教会の集会に座り続ける、これ「教会の力」でなくてなんでしょう。

 高齢者目線、でなくて高齢者に向いた目線での話になってきた。
健康で・・だがしかし・・・年をとると教会の中のできごとが、目にはつくが体が動かないなどということもおきます。
結果、口だけ出す、なんてことになりますか。
 世に嫌われるものの代表格はゲジゲジで、「口を出すが、金はださない」、ならばゲジゲジのように嫌われることは必定。
蛇足だがゲジゲジの本当の名は、1回だけいうゲジだそうで。
ゲジゲジといって思い出したが、チャールズ・ディケンズというイギリスの作家が、クリスマス・キャロルという小説を書いた。アニメ映画にぴったりの題材であるが、アニメ版はもとより実写版の映画もあるらしい。欧米では、クリスマスのシーズンにこの映画が放映されない年はないことだろう。
さてその冒頭、主人公の名はスクルージというが、彼は大変なケチで周囲の人々から「ゲジゲジのように嫌われていた。」と。

 お年を召したひとたち。 お互い、この逆で、健康で長生きし、「金はだすが、口をださない」人になりましょう。
これぞ「教会の力」ですよ。