ショートコラムねだ
— ラジオ体操-2 —
前にラジオ体操というタイトルで書いたが、最近またラジオ体操をするようになったので、また書きたくなった。
 まずラジオ体操の要点を少し述べてみよう。
   最初の姿勢:
  あごをひき、背筋を伸ばし、胸を張って、両手を太股の脇につけ、踵をつけ、つま先は少し開く。
   背伸びの運動:
  つま先立ちし、腕を最初の姿勢と同じ幅に保って前に振り上げ、腕が耳の脇にくるまであげる。
  手のひらを外側にむけ、腕を体の真横をとおして太股の脇まで下ろす。
   手足の運動:
  踵を上げて、腕を体の前で交差した位置から、肩に水平になるまで真横に上げる。腕を振るときは、下に下ろしたとき体の前で交差するが、それ以外は、体の真横にくることが原則である。胸を張った姿勢を崩さないこと。
  腕を下ろすと同時に踵もおろす。
   腕を回す運動:
  手足の運動と同じように踵上下させながら腕を回す。上の位置は頭の真上にくること、腕は体の真横を通るように振ること。
   胸の運動:
  左足を左横に一歩踏み出して足を開いた姿勢で、腕を水平まで、次に斜め上まで振り上げる。胸の運動であるから腕が体の真横より後ろまでそるくらいがよい。踵は上げない。
   体を横に曲げる運動:
  右腕をあげながら体(体幹)を左に曲げる。
  真横に曲がって前のめりにならないこと。
  次に左腕をあげて体を右に曲げる。動作は同じ。
   体を前後に曲げる運動:
  前に3回体に弾みをつけて曲げ、次に腰に手を当てて後ろにそる。
   体をねじる運動:
  腕を斜め下で一度振って、次に斜め上に振り上げる。この運動は腕を右上に振り上げるときは左肩を振り上げ、腕を左上に振るときは右肩を振り上げる運動だと思えばよい。
   腕を上下に動かす運動:
  左足を横に踏み出して開いて、踵を上げながら腕を肩まで上げる。そのとき手首が体のそばを通ること。次に腕が耳の脇にくるように頭の上まであげる。腕を下ろすとき左足を戻す。次に右足を開いて、同じ動作をする。
   体を斜め下に曲げる運動:
  脚を開いた姿勢で、右肩を左脚に向けて力を入れて曲げる。
  次に胸を張り出すようにして両腕を斜め下に伸ばす。
  左肩を右脚に向けて力を入れて曲げる
  次に胸を張り出すようにして両腕を斜め下に伸ばす。
   体を回す運動:
  腕と一緒に体幹をできるだけ大きく回す。
   両足で跳躍する運動:
  両足をそろえて跳躍。次に腕と脚を一緒にひらいて着地腕は水平真横に上げる。次の跳躍で腕と脚を戻す。
   手足の運動:
  2番目の運動とおなじ。
   深呼吸:
  背伸びの運動と同じ動作だが、踵はあげない。腕を上に上げているとき息を吸い、下に下ろすとき吐き出す。
見よう見まねで、ラジオ体操をし、正確な体操をしようなどと考えないのが世の常らしい。
 ラジオ体操などどうでもいいのだが、ラジオ体操のような信仰生活をしている方々が多いのではないかと気になってきた。教会員となって、教会に出入りするようになったが、どのように信仰生活をするか、やはり身近にみる兄弟姉妹の信仰生活のありかたであろう。
  信仰の模範をしてくれる兄弟姉妹そばにいてくれたらいいのだが、そうはいかないのが常である。
  たとえ模範を見せられても、ラジオ体操が直らない能都同様で、見よう見まねには限界がある。
スポーツについてインストラクターにつく効果が話されていたが、信仰生活こそインストラクター(牧師)が必要である。