同労者

キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~ 神のご計画に対し、あなたはどうするのですか? ~

石井 和幸

『イエスは三度ペテロに言われた。「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛しますか。」ペテロは、イエスが三度「あなたはわたしを愛しますか」と言われたので、心を痛めてイエスに言った。「主よ。あなたはいっさいのことをご存じです。あなたは、私があなたを愛することを知っておいでになります。」イエスは彼に言われた。「わたしの羊を飼いなさい」
(ヨハネ21:17) 

 7月17日(日) 我が家の1階にあります、サテライトノアにて伝道コンサートが行われました。
 このコンサートは山本光明牧師と、孫である山本咲姉が中心となり、各世代から、教会の歴史を担っておられる兄弟姉妹が選ばれて、光明牧師を含めた多くの方々がステージに立ち讃美がなされました。私も、久しぶりにピアノを弾く機会、しかも初めてのソロ演奏を光明牧師から依頼されました。今回は特に、私がかつて讃美の演奏をしたときよりも数倍もの緊張感を感じながら練習し、準備をしました。自分も久しぶりに「演奏する」という奉仕に取り組んで、「神によって召されたからには、今ある最高の、最善の讃美をささげるのだ」と、普段教会にて真摯に仕えておられる兄弟姉妹の働きを改めて理解するときが与えられたことを大変感謝しております。
 コンサート前日、私はサテライトノア正面のシャッターを開け、自分の演奏が外から見える状態で練習しました。継続して演奏していると、道行く人がピアノを弾く私を見ているのが分かりました。立ち止まってずっと聴いている子ども、「頑張れよ!」と言わんばかりに手を振る外国人のおじさん、なかには「明日のコンサート来ます!」とわざわざご挨拶してくださった方もいました。逆に、間違ったところを何回も繰り返して練習していると、道行く人は立ち止まらないことにも気づきました。今回の奉仕を依頼されたときに、山本光明牧師が「間違ってもいいから、思いっきり演奏、讃美すればいいんだよ」と励ましてくださったことを思い出しました。
 私たちの教会では長い間路傍伝道を続けてきましたが、先生方や先輩から教えられ続けたことは、「路傍伝道の場合は、多少まとまらないことばであってもいいから、とにかく大きい声で途切れず、継続して案内、証をしなさい」ということです。もちろん、事前の祈り、準備をして経験を積むことが大切ですが、今回「雄々しくあって継続すること」の大切さを再確認しました。
 コンサート当日は多くの方が讃美と証を聴いてくださり、幸いな伝道のときとなりました。私も完璧、スムーズとは言えない、とても緊張したなかでの演奏でしたが、主がともにあって下さったことに大きな感謝を覚えました。
 昨年から本格的にサテライトノアでの活動が始まり、私もいつしか(ここでカフェが出来たら良いなあ)とか、(娘が大きくなったらここでピアノコンサートを開きたいなあ)といった希望を持つようになりましたが、7月に行われたコンサート・集会を通して、「では、あなたは何をするのか? あなたは愛をもって真摯に仕えるのか?」とのことばを神から突きつけられた思いになりました。
 私の子どもたちは親の姿、また教会の働きに喜んで仕える兄弟姉妹の姿を目にし、心にとめて、いることでしょう。それゆえ、私自身が何より主の前に謙って、主からの愛をうけて、伝えるものでなければならないことを覚えます。
 主なる神が備えられるご計画の一端を見させていただいていることを感謝しつつ、それに参画し続けるものでありたく願っております。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)