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キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~ 息子の成長 ~

石井 勝

「あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。むしろ耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。」(コリントⅠ 10:13)

 先日、妻が思いがけず入院するという出来事がありました。6月に第2子が与えられる予定ですが、その事で少し体調を崩してしまったためです。
 そのため、暫しの間、息子と2人での生活を送る事になりました。そのような中、先日このような出来事がありました。いつもの様に、息子と食前のお祈りをしていて、お祈りが終わると息子が突然「かあさん、ない!」と言ったのでした。その言葉を聞いて私は「はっ」としました。妻が入院してから、息子とのお祈りの中で必ず、「お母さんが入院していますけれども、早く癒して下さい。」とお祈りするのですが、その食前のお祈りの時に、そのことが抜けてしまっていたのです。そのことを息子は私に指摘したのです。私は、息子に「ごめん、ごめん。お母さんの事、忘れていたね」と話し、改めて、妻の事をお祈りしました。
 先日、2歳になったばかりの息子ですが、この一件で、私の想像をはるかに超えた成長を感じ、また、そうして下さった、神の不思議な業を感じずにはいられません。
 それと同時に、段々と自我が芽生えてきた息子に対して、親として真剣に向き合い、 矯正し、しつけていくことが示されています。親に従うこと。それは、息子がいずれ神を信じ、見出すことに繋がると信じています。
 最近、特に、「かあさん、かあさん」と母親に甘えるようになってきた息子にとって、急に母親がいない生活を強いられることは、大きな試練だとは思いますが、6月にお兄さんになる息子にとっては、これを乗り越え、更に成長が与えられるチャンスであると感じています。
 私自身もこのことで、息子と過ごす時間が急に多くなりました。それは、大変感謝なことです。
 神がこれら一つ一つの事をご計画し、私たちを歩ませ下さっていることを信じ、なお前進させて頂きたいと思います。

※私は、妻から引き継いだ、息子の保育所の連絡帳書きに毎日悪戦苦闘です…※

(仙台聖泉キリスト教会 会員)