同労者

キリスト教—信徒の志す—

読者の広場 <短歌>

— 函館(三) ロシア正教会の屋根 —

鈴木 健一

 前回、函館の風について書きましたが、風の中で見上げる色々な教会の様子も、大変特徴的です。
 1859年開港した函館には、色々な教会の宣教師たちが次々と上陸しました。プロテスタント、ローマ・カトリック、ロシア正教会などの教会ができると、教会堂の屋根屋根が、お寺の屋根と共に、函館の空を特徴的に形で限ることとなりました。函館は、港から直接岡の上に登っていくような斜面の土地ですから、この様子がよく見えます。
 今回は特に、ロシア正教会の屋根が目に止まりました。正教会の屋根には、塔が立ち、塔の途中には緑色の円形屋根が付いています。その円屋根をクーポラと言うそうです。

港より 風吹き上げく
本願寺の 大屋根
正教会の尖塔

尖塔の 十字架
空を行くごとし
雲走る丘 夏の日盛り

大三坂より 見上げしクーポラ
ロシア風
ビザンチン様式 ハリストス教会

(インマヌエル大宮キリスト教会 会員)

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