巻頭言
— あなたの戒めの道を悟らせてください —
石井 明子
「あなたの戒めの道を私に悟らせてください。私が、あなたの奇しいわざに思いを潜めることができるようにしてください。」(詩篇 119:27)
今年私に与えられた聖句です。
8月19日、母教会である兄弟団宇都宮教会の牧師であられた初見司郎先生が札幌で104歳まで牧会を許され、天に帰って行かれました。奥様の喜与先生は先に召されましたが、先生御夫妻を通して36年前、救いに導いて頂き、信仰の歩み出しをさせていただきました。
語られた中に「自分がどのような所から救われたのか忘れてはいけない」また結婚については、「自分が楽な道を選びたいと考えるのではなく、十字架の重荷を負っていきなさい。」と御指導をいただきました。
私は結婚の問題を通して先生や両親の祈りに神が働いて導いて下さったことを感謝致します。自分の思いを願い続けて祈っていましたが、どうすることも出来ない行き詰まりを感じ苦しくなった時、頑張らないで委ねて行きなさいと示されました。
明け渡して祈り続けている時に、神は御言葉(II コリント 5:15)を通して応えて下さいました。その時もう一度私を愛し救って下さった喜びと平安が与えられました。
礼拝においてエステル記を通して神から与えられた豊かな恵みをどのように捉えて愛する者に伝え、従わせることが出来るか、今私自身に語りかけられています。大変厳しいメッセージですが、神は私にも期待を持って示し続けて下さいます。その中で、長い間教会の方々が子供の為に祈って支えて下さることを覚えながら、神の召しに応えることの出来るように、祈りながら取り組みをさせていただきたいと思います。
(仙台聖泉キリスト教会 会員)