同労者

キリスト教—信徒の志す—

わかふうふ、わかもん、いっしょに学ぼっ!

— 主に仕える —

山田 行

「あなたがたの間で人の先に立ちたいと思うものは、みなのしもべになりなさい。人の子が来たのも、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためなのです。」(マルコ 10:44-45)

 今年は震災があり復興、復興と言いながら低迷した経済と大きな損害とをまず立て直そうと皆必死で働いてきたように思います。そして沢山の人たちが見えない心にも大きな傷を抱え、癒えないまま時が過ぎて何とか少しでも癒えないものかと苦しんでいる。そのような中にいるような気がします。
 このクリスマスの時私たちは、神であられるお方がわざわざ人間の世界に下りてきてくださったというこの出来事に本当に心を向けさせて頂く時に、上記のみ言葉が喜びと驚きで胸がいっぱいになり涙が溢れます。クリスマスのメッセージの中でイエスキリストは人間を知ろうとして共感し、悲しむものと共に悲しみ泣くものと共に泣いて下さいました。本気で神の愛を伝えるために人間に仕えてくださいました。
そして最後はそのご自身の命までも贖いの代価として捧げてくださったのです。
今年も私は隣人のため教会のために、多くの神を知らない人々の中で生きてきましたがどれだけ「仕える者」であったかと思うと足りない自分でありました。その時の感情に流されてやりたいときは頑張りますが、すぐに何か落ち込むことなどあれば、人のためにやっている場合ではないと思ってしまったり、損得勘定がすぐに出てきてしまったりしました。
 いつまでたっても同じことの繰り返しではなく、やはり人には仕えていますがすべては「主のために仕える」という姿勢で、へりくだっていきたいと思います。
今年もお祈りと励ましありがとうございました。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)

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