同労者

キリスト教—信徒の志す—

巻頭言

— 主を待ち望む —

吉田 浅

 新しい年を迎え、皆さんはどのようなスタートをされたことでしょうか。
昨年は東日本大震災にみまわれ、多くの人々が苦しみを受けました。被災地では、復興に向け今も戦いが続けられています。
 吉田家では次男が、地震が発生した3月11日に仙台の大学に通学しておりました。大学最後の登校日でしたが、帰りの交通手段が断たれ、盛岡に帰れなくなってしまいました。ですが、幸いにも神様の守りがあり、仙台聖泉教会に一晩泊めて頂く事ができ難を逃れました。また、翌日には長男と三男が一般道を使って次男を迎えに行くことが出来ました。このたびの震災では、多くの方のお見舞いとご支援、そしてお祈りを頂きありがとうございました。この場をお借りして、改めてお礼を申し上げます。
 さて、2011年に示された御言葉は「私は、すでに得たのでもなく、すでに完全にされているのでもありません。ただ捕えようとして追求しているのです。そして、それを得るようにとキリスト・イエスが私を捕えて下さったのです。」(ピリピ人への手紙3章12節)でした。信仰の歩みを振り返ってみますと、自分の健康が守られるよう、仕事を通して証しがされていくよう祈った一年でした。感謝なことに主は祈りをきいてくださり、健康が支えられ、仕事も忙しい中にありましたが無事守られ、一年間走りきることが出来ました。また、年末には新居も与えられ、家族ともども主の御業をあがめ、たたえたことでした。
 2012年に示された御言葉は、「主を待ち望むものは、新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」(イザヤ書 40章31節)です。
 新しい年、主を待ち望み、大いに期待し、歩ませていただきたいと思います。

(盛岡聖泉キリスト教会 会員)

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