同労者

キリスト教—信徒の志す—

巻頭言

— 今年のみことばと課題 —

石井 矗

 2012年、新しい年を迎えて示された聖言は、
「ですから、あなたがたは、神の力強い御手の下 にへりくだりなさい。 神が、ちょうど良い時に、あなたがたを高くしてくださるためです。」( ペテロⅠ 5:6節)
です。
 この聖言は、昨年9月私が信徒説教をさせていただいた時に示された箇所です。
10月に誕生した孫が、この所から「謙悟」と名付けられました。とても感謝なことでした。
 新年を迎え、もう一度改めて、神を恐れ従順に生きる事がどのようなことなのかを考えています。今まで歩いてきた信仰生活を顧み、また、これからどうしなければならないのかを実践していかなければなりません。
 ともすると、結果を求めるあまり、そこに生ずると思われる労苦・不安を忍耐することから逃避し、ネガティブで無意味な時を重ねてしまいそうですが、そこに行ってはなりません。そのような所に神の恵みと栄光はありません。何を求めるかではなく、どのような姿勢で一つ一つ生きるのかが大切ではないかと思っています。
 我家の玄関に「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。(伝道者の書3:11)」と書かれた色紙が掲げられています。「美しく見える」ということは隣人が心を動かし、「美しい」という感動を持たなければなりません。隣人と共に信仰の生活を共有し、共に生かし合い、主に在って喜びと感謝を共有することが出来たら幸いです。

石井謙悟

(仙台聖泉キリスト教会 会員)

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