同労者

キリスト教—信徒の志す—

JSF&OBの部屋

~ 仕え合うサマーキャンプ ~

石井 和幸

「勤勉で怠らず、霊に燃え、主に仕えなさい。」(ローマ12:11)   

 9月10日、仙台の風物詩となった「ジャズフェスティバル」に、我が教会のハンドベルチーム「WithTears」が初めて選考審査を通り、出演をしました。総勢15名が奏でるハーモニーは、聴く人に感動を与えました。家内の友だちで、今も家内を「お姉さん」と呼び、私も大学時代からよく知る友が、遠方から子どもをつれて聴きにきてくださり、「相当練習を積んだのでしょうね!」 と、家内も共に本気で演奏をしている姿に感動していました。
 翌9月11日、私たちの教会野球部は、山形県米沢市に出向き、保守バプテスト同盟恵泉キリスト教会米沢チャペル、蔵王キリスト教会の方々と、フットサルとバスケットの交流戦を行いました。米沢教会のチームは、ほとんどが未信者の方々でした。話を伺うと、私と同世代である二人の兄弟が中心となって、毎週日曜日の夜必ずバスケットを通して交わる時間をもっているそうです。いろいろと祈るべき課題はあるそうですが、「私たちにとってここが福音の最前線なんです」と言いつつ、たとえ前の日、子どもとスポーツをして体が疲れていたとしても、本気で取り組みを継続する姿勢に私は刺激をうけました。また、蔵王教会の若い姉妹方が一致して、「教会のメンバーが出向くところには(許される限り)一緒に行動する」という姿勢をこのときも見させていただき、とても励まされました。
 9月19日は、義弟の結婚式があり、キリスト者同士の結婚が与えられたことを家族で感謝することができました。長女と長男がフラワーガールとリングボーイを務めさせていただきました。私は「神への奉仕として、神と叔父さんたちに喜んでもらえるよう真剣に取り組むように」と伝え、共に祈りました。
 新婦が、アメリカ留学時代、また関東に住んでいたときに共に開拓伝道に取り組んだという、私と同世代である牧師ファミリー の子どもたちが、共にフラワーガールとリングボーイを務めてくださいました。牧師ご夫妻の証しと讚美、そして祈りは、神の前になお教会を建てようとする本気さ、真実さが伝わる、私の心を打つものでした。
 この9月を終えようとする時に、いただいた恵みを思い巡らす中で、自らの本気もまた問われたことです。ある牧師が、「子供たちは私たちの本気度を見抜きます。常に人格に対しアンテナを張り巡らしていなければなりません。」と語られていたことを思い起こし、自らも初心に帰って物事に本気で取り組まなければならないことを覚えました。
 1988年9月25日は私がイエス・キリストの十字架によってあがなわれた、救いの記念日です。土の器である私のために神ご自身 が、多くの犠牲を払い、教会の方々に祈られ、愛されていることを覚えながら、まことに小さき者ではありますが、私も主の前に本気で仕えるものでありたく願っております。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)