同労者

キリスト教—信徒の志す—

巻頭言

— 主のわざに励む —

石井 明子

「ですから、私の愛する兄弟たちよ。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは自分たちの労苦が、主にあってむだでないことを知っているのですから。」(Iコリント 15:58)

 この年も御言葉を与えて頂き、このところまで歩みを進めてきました。昨年の教会の婦人会で、牧師より、「子供たちに感化を繰り返し与えていくことが大切です。伝えなければならないことを子供たちの魂の内側に刻み込んでおくならば、問題が起きてきた時に、どう選択し歩んでいくかということのなかに顕れてくるものです。」と語られたことが心に残りました。
 私には、一度教会を離れた時期がありました。このことは教会や両親にとって悲しみでした。自由を求めましたが、心が暗く自分ではどうすることもできない中で、少しずつ両親の祈りの声や会話の中に神への畏れと信頼を感じるようになりました。そこから解放されたい思いで、もう一度教会の中で生きる決心をして戻ってきました。主が頑なな私の心を溶かしてくださり、その愛を示してくださり、私は罪からの赦しと喜びが与えられました。
 教会では信仰の継承を絶えず願って、子供たちの救いのために祈りの手があげられています。その中に和して、教会に救いが与えられ続けている恵みと、同じ課題を持ちながら、その喜びを愛する隣人に伝える使命を私にも与えて下さっています。子供との会話に揺れ動かされたり、声を掛けなかったり、見落としてしまったことが多かったことに気付かせて頂き、私がなすべき分をなさなければならないことを教えられています。神の助けを頂きながら、取り組まさせて頂きたいと思います。
 教会の多くの祈りと労してくださることを感謝致します。

(仙台聖泉キリスト教会 会員)
 

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