同労者

キリスト教—信徒の志す—

巻頭言

— 新しい事を、わたしは告げよう —

吉田 浅

 新しい年を迎え、皆さんはどのようなスタートをされたことでしょうか。
 昨年は、「ヨルダン川の中に立たなければならない。」(ヨシュア記3章8節)という御言葉が与えられ、歩みが守られてきました。振り返ってみますと、仕事においては多くの戦いがあり、それこそ足がすくんでヨルダン川の前に立ち尽くさざるを得ない、そんな時が度々ゆるされました。しかし、「この列の先頭を歩いて下さるのは、主ご自身」と信じ、歩ませて頂きました。なにより、教会の祈り、家族の祈りに支えられ、時に励まされる中で、ヨルダン川の中に足を踏み入れることができました。祈りに覚えて頂いている健康面においても守られ、1年を通過することができたことを、主に感謝しております。
 私は教会に導かれて、今年で38年になります。初めて教会に導かれたのは、聖泉連合の協力伝道の時でした。映画による集会があるとのことで、集会に出席し、メッセージを聞くことができました。集会後に中京聖泉キリスト教会の秋山光雄先生に祈って頂いたことを、昨日のことのように覚えています。
 あれから38年が過ぎ、仕事が与えられ、守られ、結婚も与えられ、3人の子どもにも恵まれました。現在、子どもたちは教会員として集会出席が守られ、音楽の奉仕をさせて頂いております。この賛美の奉仕のためのグループ名として「ヨベル」(回復)が与えられ、昨年は教会外でも活動が開かれました。このきっかけとなったのが、家内の親戚宅への訪問でした。親戚宅を3軒まわって、ミニコンサートをすることができたのです。例年ですと、親戚宅へは1年に1回程度の訪問だったのですが、昨年はより多くの訪問と伝道の機会が与えられ感謝しております。またその後、病院や福祉関係の音楽祭、イオンスーパー等でも奉仕が開かれてきておりまして、主に感謝しているところです。
 新しい年の御言葉は、「新しい事を、わたしは告げよう」(イザヤ書42章9節)です。主がこの年も語りかけて下さり、力強く導いて下さることを信じ、新年をスタートさせて頂きました。

(盛岡聖泉キリスト教会 会員)
 

Valid XHTML 1.0 Strict