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質問してみよう「聖書を学ぶ会」—22

 毎月変わらずに持たれている聖書を学ぶ会、2012年も一年間豊かに守られてきましたことを感謝いたします。毎回それぞれの質問に先生が語って下さり、大切な価値観を少しずつ心に刻ませていただける幸いを覚えます。12月、申命記29章が開かれました。
 ここには契約の更新が書かれていて、そこに書かれていることを行わず神を侮るならばのろいがある。神の気分ではなく契約、約束をもってなされている。彼らは神の民、選びの民としての特別な働きがあり、お扱いがある。私たちも新約の時代にあって神の豊かなあわれみにより特別の計らいがある。私たちがそれを本物として見出したから幸いと思える。その価値、意味が分からない者は自分をそこに置く価値がなくなる。では神と関わらなければいいのかというとそれは自滅することになる、それもわからないままに。神のシステムであり、その世界を与えられた。
 教会のクリスマス祝会の劇でペテロの場面があり、ペテロ役の兄弟がペテロとイエス・キリストとの関係を質問していました。続いてH姉からペテロも神様に出会ったけれども弱い時もあり、自分も弱さ足らなさを感じていて信仰の継承には時間がかかるということを思いますと。
 先生から語られたことは、弱さとの取り組み、根本的なものを変えていく必要がある。真摯にそこに光を当てられるか、ペテロは豊かに語った。本当に弱さ足らなさを何とかしてほしい時、一番愛している人の所に行く、それは神である。人間は自分を顕示しようとすると自己防衛をし、スーッと神を入れられない心、自分でいたいという心を持ち、神に譲れるかが問われる。子供も自分の事として考えていけるか。弱さ足らなさをよく知っていた方が自分と出会い、神と出会うことができる。自分をへりくだらせることができるか、中途半端な中に神との距離を取っていると根本的な罪深さが変えられていかない。早くへりくだって扱われていく方が良い。私たちが本当に福音の中に憩っているならば子供にもそのことが伝わって行き、人と人との心をつなぎ合わせていく。ペテロのように多く語ってあげることができる。そのためにはきちんと分析をしていかなければならないし、嘘が入っていてはならない。良い話よりも悪い話をたくさん聞かせてあげた方が良いし家庭の雰囲気が大切と語られました。
 それぞれの取り組みに主が豊かに応えて下さることを願いつつ。

(執筆担当 茂永 和子  仙台聖泉キリスト教会会員)

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