同労者

キリスト教—信徒の志す—

巻頭言

— その終わりは、はなはだ大きくなる —

吉田 浅

新しい年を迎え、皆さんはどのようなスタートをされたことでしょうか。
昨年私に与えられた御言葉は、「しかし、主を待ち望む者は新しく力を得、鷲のように翼をかって上ることができる。走ってもたゆまず、歩いても疲れない。」(イザヤ書40章31節)でした。個人の祈り課題は、①仕事が守られ、②健康が守られるように でした。
昨年を振り返ってみますと、色々な出来事が思い出されます。外来を利用されている方からの電話で、「具合が悪い、パニックになっている」「夜眠れない」「気持ちが沈んでいる」「自分の体のコントロールができない」「自分の居場所がない」「死にたい」「今日受診したかったけど、お金がなくて行けなかった。木曜か金曜日受診したい。それまで生きていればいいけど」「自分を責めてばかりいる」等、現代の世相をあらわすような相談を多く頂きました。私自身、思わず答えに詰まってしまうような場面もありましたが、心の中で祈りつつ傾聴し、お答えしたことを覚えています。
管理業務においても祈りつつ、主に伺いながら、主からの答えをいただきながら、対応させていただき感謝を捧げたことです。
健康についても守られ、導かれていることを感謝しています。
新しい年の御言葉は、「あなたの始めは小さくとも、その終わりは、はなはだ大きくなる。」(ヨブ記8章7節)です。
今年の6月になると私は定年となり、一つの区切りを迎えます。私の役割 ― 主が精神科の病院へ派遣して、人々に伝道し続ける働き ― はまだ終わっていないと信じ、継続して働きを進めていきたいと願っています。
私の始めは小さくても、主が私を省みて下さり、「ついには、 神は笑いをあなたの口に満たし、喜びの叫びをあなたのくちびるに満たす。」(ヨブ記8章21節)と信じ、歩みを進めていきたいと思います。

(盛岡聖泉キリスト教会 会員)

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